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第4話:選定と、彼の与えられた立場。

静かに持ってこられた水晶はだいたいバスケットボールとかそれくらいのサイズで、それを持つ人は手と水晶の間に布を挟んでいた。

多分……素手だったらその人に何かしらの反応があるんだろうけど。



「とりあえず白夜。」

「って俺かよ!!」

「はやく。」

「っ……わかったよ!触ればいいんだろ!?」



白夜は物わかりが早い方だとは思う。

別にバカって意味じゃないけどね。


そんなことを考えながらゆっくりと水晶に近づいて行く白夜をボクは眺めていた。

まぁ、害はないと思うけど……


静かに、というか恐る恐る水晶に手を伸ばした白夜はやっぱり緊張してるのか顔を強張らせていて

そんな白夜の姿をボクと一緒に眺めている瑠衣は何故かニヤニヤしていた。


ゆっくりと水晶に触れる白夜の指先、その指先が触れた瞬間から水晶の中央部からは徐々に赤い光が灯りつつあるのが白夜の影から見えた。


さっきアインさんが言ってたことからすれば白夜は守護者としてここに呼ばれた。

と、いうことになるんだろうな……



「貴方様が守護者、なんですね。」

「へ!?俺、守護者なのか?どうなんだ?深咲」

「……アインさんごめんね。白夜は人の話聞かないから」


ホントに瑠衣もだけど人の話を受け流していくんだ。白夜は。

まぁ、アインさんが説明してくれてた時はぼんやりしてたからっていうのもあるんだろうけど。

それはそれだし。


「次はどっちがやるんだ?つーか深咲やれよ」

「何深咲に命令してるのよ!白夜のクセに!!」

「んだと……?どうせ俺の後なんて嫌とか言うんだろうが!瑠衣は!!」

「……2人ともうるさい。」


瑠衣も白夜も緊張感というものがホントに持続しない……

やっぱり1回縛って放置した方がよかったのかな……

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