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第9話:彼女の戦い方。

今回はタスク視点です。

――足音と、騒音が少しずつこちらへと近づいて来るにつれ、今隣にいる召喚されて間もない勇者様……ミサキ様の表情が変わってるようにも思えた……――



そして、扉が開けられ、入ってきたのは女性の首元にナイフをあてている3人の男達だった。


「金を出せ!!!」

「早く出さないとこの店がこの女の血で汚れることになるぞ!!」


そう入ってきた瞬間に叫ぶ2人の男達

だが、その様子にどことなく引っかかりを感じた気がした……


騎士としてはすぐにでも動かなければならない、……けど。

その必要がないということはすぐに俺でもわかった。


男達が入ってきて、そう叫んだのを聞いていたミサキ様は

地を蹴り、低い体勢であっという間に彼らの足元に到着して

ナイフを持つ男の手を掴み、その手首を捻ってからその場に引き倒し

すぐに反撃しようとしていた別の男を足払いで倒し、最後の男も膝の後ろを蹴って膝をつかしていた

そして、どこから出したのかわからない縄で次々に男達を縛り上げていった……


その間、1分にも満たないほどの時間経過でしかなかった

話ではミサキ様方が元々居た世界はそれほど戦いがない場所だった。と、聞いていたのに……


……これが、当代の勇者……



「……ミサキ様?どうしてその方も縛っているのですか?」

「んー……タスクさんは違和感なかった?」


気付けばミサキ様は人質になってたはずの女性も拘束していた。

人質……だったよな……?


「違和感……」

「うん。その1、この人の表情。その2、言葉を発してたのが両サイドの男の人達だけ。」


ミサキ様にそこまで言われてさっき感じた引っかかりの意味に気付いた。


そうだ、この女性はナイフをあてられていたのに震えてもいなかったし、助けを求めている様子さえなかったんだ……

ミサキ様はそれに気付いていた……?

こんな短時間で……


「さてと、おばさんおかわりできましたかー?」

「はいはいできてるよ。」


入ってきた4人を縛り上げたミサキ様はどこか満足そうにおばさんの方に戻っていった。

まだ食べるのか……あの人は。

そう思わざるえなかったのはきっとまだ俺が勇者……もといミサキ様という人物に対して理解しきてれいなかったからなのだろう……

このお話前までで一部名称変更しました。

騎士かぶりはなんかアカンやつかなって。

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