お子様が大好きな
前回のあらすじ!
魔王は相変わらずぐうたらしていた!
勇者は魔王の食生活を奇遇して食事を作ることに!
果たして勇者は何を作るのか!
さてと…厨房に着いたはいいが、何をつくろうかねぇ。
野菜は嫌いか…野菜の味と形が隠せて子供が好きそうなの…カレーかカレーだな。
ジャガイモは食えるだろ…食えるよな?
後のは潰してわからないようにだな。
「よし!方針決まったし材料だな!」
…で、食糧庫に来たわけだが、凄いなこりゃ…扉でかすぎだろ。
しかし、取っ手が無いけどどうやって開けるんだ?
…わからん?
「他に開きそうな場所はないしな…」
「あぅ…寒かったですぅ」
「うぉ⁉︎」
び、びっくりした⁉︎…扉が急に動いた!
ってこれ横に動くのか…
「あれ?えーっと…勇者さん?」
ん?あ!さっきあった可愛いメイドさん!
「あ、ど、どうも…えと…」
「ん?あぁ、食糧庫にご用ですか?」
あぁ、首を傾げる姿も可愛い…
「勇者さん?」
「あ、はい!いや、そうです!この扉の開きかたがわからなくて」
「なるほど、これはここの緑のボタンを押せば開くんですよー、閉める時は赤です」
どんな仕組みなんだ…?まぁ、これで食糧庫に入れるな
「あと、この中はちょっと寒いので気をつけて下さいねー」
「寒い…?魔法か何かで冷やしてるのか?ま、とりあえず入るか」
ポチっとな…
お、開いた。
「…確かに寒いな…しかし、ちょっと充実しすぎじゃないか?なんでこんなに食材あるのにあいつはあんなのばっかり食ってんだよ」
えーっと…先ずは玉ねぎ、ジャガイモ、人参…カボチャも入れるか、後はトマトぐらいか。肉は…これ、なんの肉だ?まぁ、ここにあるって事は食いもんなんだろう。
「具材はこんなもんだな、次は調味料だ」
って、ここもめっちゃ充実してら…
塩…バター…ニンニク…ハチミツ…クミン、ジンジャー、グローブ、ターメリックにハラペーニョ。
シナモン、カルダモン、無理か、パプリカ、こりごりコリアンダー♪
いや、なんだこの歌?どっから湧いて来た。
…えと、他にはチョコレートとコーヒーに牛乳だな
「うむ、こんなもんだな」
よし、厨房に戻ってカレー作ろう。
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「よし、いい感じだ!」
「ふわー、いい匂いですね」
いやー、メイドさんに手伝って貰えて良かった、色んな意味で。
しかし、作ってる間めっちゃニコニコしてたなー、もしかして…いやいや、期待しちゃダメだ!と、ともかく!
「さ、魔王にこれを持っていこう」
「はい!」