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楽しい水泳教室

「ほぇ〜」

「な…でかっ⁉︎」

「…なぁ?魔王城にこんな広いプールいるか?」


俺は、執事に案内されプールに来たんだが、魔王城のプールは想定外の大きさだった。


「やるからには壮大にしようと思いまして、深さも変えることが出来ますよ。」

「私はこんなのあるの知らないよ⁉︎」

「えぇ、言ってませんからね」

「で…これ、何メートルあるんだ?」

「確か…200メートルの、最大深さが10mですね」

「10m…潜水でもするのか?」

「悪い子は重りを付けて…」

「と、とりあえず着替えようよ!」

「お、おぅ…」


魔王必死だな…まぁ、いいや。

さて、俺も着替えますかね。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「……髪がじゃまだ」


え?何これ、髪切れないんですけど…

触った感じはサラサラなのに切れないとかおかしいだろ!

せっかく泳ぎ教えるついでにこの格好から逃れられると思ったのに!


「っく…いや、だが!着替えてしまえばこっちのもんだ!」


俺は扉をあけた、そして絶望した。


「なんで女物が入ってんだよ!しかもビキニここ男性用だろ!」

「こんなこともあろうかと、すり替えておきました」

「いじめか!いじめなのか⁉︎」

「冗談ですよ、勇者の水着は此方です」


なんだ、冗談か…流石にこいつでも女物を着させないよな。

さて、気分を入れ替えて着替えますか!


「ってワンピースかよ‼︎」

「ちゃんと男物ですよ」


っクソ…確かに男物だから反論が出来ない…

ってか、なんで青と白のボーダーを選んだ…


「数時間だけ性別を変えられる性別詐称薬なんてのもありますよ?」

「わかったよ!着ればいいんだろ!」


退路は…退路はないのか…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「ね、ねぇ…本当に似合ってる?」

「バッチリですよ魔王様!似合いすぎて私、襲っちゃいそうです!」

「えっ…ベネリ…近寄らないで…」

「う、嘘ですよ!襲いません!」


はぁ…なんだろ…魔王とメイドさんが水着着てるのにまったく心踊らない…

あー…魔王は白いワンピースタイプか…なんで胸のとこに名前書いてんだ?

メイドさんはピンクのビキニか…


「あ、ゆうs…えと…目が死んでるけど大丈夫?」

「あぁ、大丈夫なんじゃないかな、多分」

「大丈夫に見えないんだけど…」

「ふ、ふふふ…なに、気にすることはないさ」

「この勇者怖い…私大丈夫かな…」

「さぁ、楽しい水泳教室を始めようか!」

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