第二章、思い出3
卸本町の蜃気楼、パターン2(過去からの訪問者)オリジナル
http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1515515.html
次の日..。
良子と春菜は、街の商工会議所に出向いていた。
街の活性化の為の議論をしていた。
地権者は達は皆、腕を組み考え込んでいた。
一人の男性が、「郊外に分散したお客を取り戻す為には、
やはり駐車場が要るが、料金が高すぎるのでは無いか?」。
すると高齢の男性が、「値段を落し、税金をどうやって賄うかだ!。
市も財政赤字で、市に負担させる事は出来んよ!」。
良子、「街は土地の値段が高過ぎて、テナント料も高いから、
新宿、渋谷の名店は、大型スーパーの中に、店を構える傾向に有ります。
若者から高齢者に掛けて、車を使い郊外店に、出向く傾向になっている。
ならばもう少し、主要の駅が近い事を有利に考えて、他の地域のお客が来る様な物を、
何か作らなければ、郊外型は益々進むばかりです」。
春菜、「今、大都市圏で盛んな、人気スポットは屋内型の、テーマパークです。
大型のテーマパーク寄りも、気軽で入場料も低価格な、
レトロ風のテーマパークが人気なんです。
従い、営業していないデパートなどのレイアウトを、レトロに作り、
中に駄菓子や、赤提灯、露店商などを入れてみては、どうでしょうか?。
他にもレトロ 調に改造して、昔の映画館風な物を作り、そこで上映する映画は、
40年代、50年代、60年代の洋画や邦画を放映して、
退職された方の懐かしむ場として、活用すれば憩いの場になるかも知れません。
他にも、大昔のパチンコ台を置いたブースや、魚屋、八百屋、
果物屋などの個人店を入れ、そのデパートの、
古き良き時代を再現する様な、そんなフロアーにしたら、どうでしょう?」。
地権者は口を揃えて、「却下..」と、言い放った。
そして帰りの車の中で、良子が運転しながら、「頭固いわね~、
もっと若い子の意見を尊重しなさいよ#も~..」。
春菜、「良い案だと思ったけどな~」。
良子、「新しい建物を創れば、人が必ず寄り付く時代は終わったのよ#」。
春菜、「そうだ~!、デパートの中に大きな箱を作って、その上に台を置いて、
そこにお客さん立たせて、網を持たせて品物をすくわせるとか!」。
良子、「それは昔、私がネットの意味の把握違いで、言った事でしょ#」。
(http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/60924197.html)
春菜、「覚えてたか..」。
良子、「それよりもね、猫ちゃんワンちゃんウサギちゃんと、遊べるデパートにするのよん。
待っていてね~ん、今から直ぐ行くから、ペットショップのショートヘアーちゃん」。
春菜、「夜の猫ちゃん、ウサギちゃんの方が、儲かりそうだけど..」。
良子、「却下#!」。
二人はそのまま、中田島に向かった。
車を置いて砂丘に足を踏み入れると、よく晴れ上げた空に、暖かな潮風が流れていた。
二人は海を見詰めた。
良子、「春菜が過去に言ってた様に、陸から直ぐ海になってしまった」。
(http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/60923976.html)
春菜、「あの砂丘はもう、幻なの..」。
良子、「何時も思い出すの、この潮風と共に楽しかった一時を」。
春菜、「皮肉なものね、貧乏家の方が安心感が沸なんて、
風に吹かれて、窓がカタカタ鳴っていた住まいの方が、よく眠れたなんて」。
良子はそっと、春菜をの背中を抱きしめ、背中に頬を寄せた。
良子、「こうして春菜を、抱きしめていると安心するの、
あの穏やかだった時代が蘇るから..」。
春菜、「そう、今の時代に比べれば、そんなにせこせこしなくても、
時はゆっくり人々を包んでいたね」。
良子、「もう戻れない過去よ、こんなに進歩した時代なのに、
時代は人々にゆとりを与えない」。
すると急に、空が白く光った。
徐々にボーっと、空に何かが映し出された。
それは蜃気楼だった。
春菜は驚き、「お..お母さん、あれよ!」と、空を指差した。
良子は驚き、指を差した方の空を見上げた。
すると昔、春菜がこの場所で見たと言う幻覚そう、
昔の卸本町の蜃気楼が、映し出された。
良子、「へ..、あ..あれが、春菜が見たと言う、蜃気楼なの?」。
春菜、「そうよ!、あ..あれよ、あの人を見て!」。
良子、「私?私と、洋子と圭子じゃない!」。
そこには、若かりし頃の、事務服を着た三人集が映し出された。
春菜、「あ..あのトラック、杉浦君!」。
すると春菜は、スカートのポケットから、携帯を取り出し、
動画撮影機能を出して、録画のボタンを押した。
春菜は、携帯画面を見ながら、「写ってる、確実に写ってる!、これが私達の幻覚なら、
この画像を再生した時、録画されていなはずだから、
もし再生出来たら、この蜃気楼は時を越えて、映し出されてる事になる!」。
良子、「まさか!、そんな事が現実に起きていたなんて」。
二人は空を見ながら、放心状態だった。
良子は、空を見詰めながら、「あれ部長よ!、あ..待って、
あのスリムな女は、昔の里美じゃない!、電気屋の店主が店の前で、
ダンボール抱えてる。
明子に節子、ちょっと小幡君、今の奥さんと、嬉しそうに二人で歩いてる。
杉浦君、路上に車を止めて、櫛でリーゼント梳かしてる」。
春菜、「お母さん、洋子さんと喧嘩になってる、圭子さんそれを止める」。
良子、「やだ私、春菜の持っていたハンカチを嗅いで、洋子とまた遣りあってる!」。
春菜、「へ..」。
そして静かに蜃気楼は、消えて行ったのであった。
春菜は、ストップボタンを押して、動画を保存した。
二人は顔を見合わせ、急いで車に戻ると、車の中で先ほど撮影した動画を、再生して見た。
二人は同時に、「写ってる!」と、再度顔を見合わせた。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。




