第十三章、発覚5
卸本町の蜃気楼、パターン2(過去からの訪問者)オリジナル
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ピシャ!。
そして次の真夜中、春菜と良子そして直子が、地下倉庫に佇んでいた。
直子はキャスター付きの、アタッシュケースを持って、この地下倉庫に佇んでいた。
直子、「楽しかった」。
良子、「嘘つけ!」。
直子、「でもこんなに貰って良いの?」。
良子、「条件が有る、もう二度とあの会社や寮に戻らない事」。
直子、「解ってる、もうあんた達の前には現れないわ」。
春菜、「これで失踪成立ね!」。
OB達はその後ろで見守っていた。
里美、「久しぶりに、あんたと出会えて良かったよ、
元気が無い時代を、少しは活気付けたからね」。
明子、「あんたは過去にいた方が、似合うわよ!」。
すると直子は何気なく、良子の前に手を出して握手を求めた。
良子も手を出し握手をした。
直子、「貧乏暮らしの良子から一転、金持ち良子の姿を笑わせて貰ったわよ」。
良子、「これからあんたは、時代の流れで好景気に巻き込まれ、
踊り明かせば地に落ちる。
せめてものあんたに警告よ、バブル崩壊に巻き込まれるな!」。
直子は何気なく、春菜の方を向いて、「春菜には色々と世話になったわね!。
結局あんたは、ここの昔の社員全員一手引き受けで、面倒を見た事になったね。
いつか借りは返すから、楽しみに待ってな」。
春菜、「有難う!、楽しみにしています」。
その時、直子は微笑んだのであった。
そして直子は、扉を開けて振り向いて、「さようなら」と、
手を振って扉の向こうに、消えて行ったのであった。
一週間後、柿本オフィスにて。
相変わらず部長は、頼んでもいないのに、このオフィスに招かれていた。
部長、「しかし世の中、色んな事があるもんじゃ!」。
彰浩、「部長お陰で、僕も性を受けました」。
部長、「ほっほっほ、春菜の神のお陰か、はたまた翔太のお陰かのぉ?」。
翔太は横で、ふて腐れていた。
それを見た洋子は、翔太の頭を小突いた。
洋子、「ゴラァ#!、私の携帯を奪いやがって#!、
お前今日から、こき使うから覚えときな#!」。
春菜、「まだ言ってる」と、あきれ果てた。
洋子は春菜が、過去の質屋で売った携帯を、
要約手にして、「これだよ!愛しの私が求めていた携帯電話だよ!」。
圭子、「良かったわね!、早速過去に降り立って、国防省に売ってきなさいよ!」。
良子、「だから43年前から言っているけど、それは春菜の所有物でしょ#!」。
洋子、「春菜300万の3掛けで、900万で買ってやるよ!」。
春菜、「自分の携帯売ればいいでしょ!」。
洋子、「あ~あ、せっかく当時の夢を思い出してたのに、現実に戻されたよ」。
彰浩、「翔太、お前国の秘密開発部門に、戻らないのか?」。
翔太、「殺されるよ!、あんな所に長く居たら..」。
部長、「翔太、タイムドアー装置は、秘密開発部門での製作は、
技術科学省などには、公表しないのか?」。
翔太、「する訳ないだろ!、俺達のプロジェクトクルーは、
皆失踪したよ。
現在行方不明だよ」。
圭子、「恐ろしい話ね..」。
良子、「翔太、取り合えずあんたに礼を言うわよ、
根本的にあんたのお陰で、前世の娘と出会えたのだから」。
翔太、「礼は要らないよ、春菜の強い魂がこの俺を、この現代に誕生させた。
そしてあの装置を作らせたと、今はそう感じてるよ」。
部長、「お前、本質的には汚れてはおらんな!」。
翔太、「解ってるよ、あんた達の推理、最初は研究費に費やした金欲しさに、
過去で株を買い占めて、現代に持って来て宛がって、その内欲が出て、
俺が私利私欲に走ったと考えたのだろ!」。
部長、「その通りじゃ!」。
翔太、「確かに大方間違ってはいないよ、この現代でそこそこ金を買って、
昭和44年に降り立ち、現金に変えて株を買った。
死んだじーちゃんのハンコも、名義も有るから簡単だ!。
ただ俺は誰も殺そうとは、考えてはいなかった。
先週地下倉庫でナイフを出したのも、脅かして逃げるつもりだった」。
彰浩、「俺もそうだと思っていたよ!、もし最初にタイムドアーが完成して、
実験している最中、春菜に扉を開けられた時点で、
過去で眠っている春菜を、現代に連れて行き、
ナイフで殺害して、受注が少ない現代の会社の倉庫に有る、
大きなダンボールに春菜を入れて、
一度現代の倉庫に隠して、その日だけ証拠隠滅を図り、
誰も居なくなった事を見計らって、夜中に過去に扉を繋げて
そのダンボールを、あの過去の卸本町の、何処かに置き去りにして、
過去の誰かに見つけさせれば、うやむやになる」。
翔太、「別に春菜に俺の正体が、ばれたって良かったんだ、
ただこの説明を春菜に、どう理解して貰うかだった訳さ!」。
部長、「騒がれるのが、厄介だったのじゃな!」。
翔太、「その通り!」と、高等部の後ろに手を回した。
春菜、「有難う、お陰で私は幸せになれたから..」。
翔太、「幸せに成ってくれ!、俺もお陰で商売変えて、
まともな表向きの会社に、就職出来たから」と、
今日から正式に、この会社の社員になっていた。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。




