芸術の秋なので。ネコちゃんを描いてみる
芸術……とするには、いささか不恰好ですが。
折角のオーダーをいただいたので、今回は「モフコット」なるものの作成工程を紹介します。
なお、使っている画材は色鉛筆と修正ペン(+白ペン)、そしてHI-TEC。特別な道具は使っていません。
紙と色鉛筆さえあれば、誰にでも描けるレベルのイラストだと思います。
アートな気分があれば、何事も勢いで形になるものです。
1)線画を用意します。
最初からはっきりと輪郭を描かなくても大丈夫です。
メインで使う色よりも、ほんのり薄めの色でアタリをつけましょう。
2)今回のオーダーは「キジトラ」。
ですので、最大の特徴となる縞模様を入れていきます。
モフモフ感を出したい時は、毛並みを意識してみましょう。
ただ塗りつぶすのではなく、線を重ねるようにすれば、特別な事をしなくてもしっかりとモフモフに見えます。
3)全体的な色味のイメージを決めるため、先に瞳を塗ってみます。
瞳の色はライムグリーンをチョイス。
普段、作者は1つのパーツを塗るのに、最低限でも3色を利用します。
今回の場合……
メイン:ライムグリーン(左)
影色:モスグリーン(右)
馴染ませ色:ライトニングイエロー(真ん中)
を利用しています。
最初にモスグリーンで輪郭を取った後、メインで輪郭を少しだけ広げるように塗ります。
最後に馴染ませ色で全体をぼかし、バランスを見ながら、メインと影の色を差し直します。
黒目をHI-TEC(0.5)で入れ、修正液でハイライトを加えます。
ハイライトは黒目にほんのりかぶる様に入れると、奥行きが出て、少しだけ立体感を演出できます。
4)このまま毛並みを塗っていきますよ。
メイン・影・馴染ませ色で3色を使うのはここでも一緒です。
5)この調子で、塗り進めていきます。
6)完成なのです。
ちょっぴり不思議そうに、「ウニョーん」と首を傾げているポーズにしてみました。
頬や腹の毛にはさりげなく、白ペンで毛並みを加えています。
★最後に
今回使った道具&色鉛筆はこんな感じ。
身近な画材でもあるので、誰にでも楽しめるのが色鉛筆のいいところ。
もちろん、道具はなんだっていいのです。
好きな画材で、好きなように、芸術の秋を満喫する。
皆様も、自分なりの素敵な「芸術の秋」を見つけてくださいませ。
【ご紹介】
この度、モデルに志願してくださったのは「ごましお君」、キジトラの聖獣さんであります。
ごましお君が活躍する作品はこちらになります。
『夢転移でダンジョン無双 ~寝ている間だけ行ける夢のダンジョンで無限レベルアップ 世界最強の力で日本を救います~』
URL:https://ncode.syosetu.com/n6120ig/
作者:ひだまりのねこ様
是非にこちらの作品でごましお君を始めとした、聖獣ニャンコの活躍も確認してみて下さいね!