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黒衣  作者: 第一使徒
7/7

気力の融合

自然の多いほうが感じやすいと思い森に行きたいが屋敷からの外出ができない為に自室内で瞑想を行う

自分のオーラを周囲に広げて自然界の気力を感じる

自然界の気力は分かったがどうやって自分の気力以外を動かすのかが分からない

試行錯誤しながら動かそうとするが押しても引いても自然界の気力は動いてくれない

囲って取り込もうとすると反発する


「気力の質を選別しろ」バアルさんから久しぶりのアドバイス

質?ってなに

「自然界の色々な気力を全部使うのではなく自分にあった質の気力を分別して自分の気力に融合して使う 無尽蔵にある自然の気力を無理やり全部使うと制御不能で体が吹き飛ぶぞ 少しずつ自分の気力と相性のいい気力を見つけて融合して取り込んでいけ」

少しずつ色々な気力に融合を試すがどれも上手くいかない 何か見落としているのかも知れない


少し休憩しようと目を明ける

窓の外が赤く夕日に染まっていた

昼のご飯食べ損ねた メイドさん声掛けてくれよ


夕食時珍しく父親も一緒に食事したがメイドがチラチラこちらを見ている 

父親が「黒衣について何か分かったか」と珍しく自分に声を掛けてきた

「黒い服を作れるだけです」と返す

「そうか」と返されてそれ以降一切話しをしてこなかった



時間が少し戻り今日の昼

メイドがアイルの部屋掃除と昼食の声掛けに来た時

トントン軽いノックを何度もするが返事無く 部屋にいないと思い掃除を先にしようと部屋に入るとアイルが座禅をして床から浮いている

ガチャンと持っている掃除道具など全て落とし「旦那様大変です アイル様がアイル様が」と屋敷中大声で叫び父親を呼びに行った


部屋の前では大勢の使用人と父

瞑想に集中していた俺は一切気付かずまさか自分が空中に浮いていると分からずに瞑想を続ける

父上も一瞬触ろうとしたが止めてその場にいた使用人に箝口令を出して執務室に帰っていった

執務室で肘を付き頭を乗せて「アイルはどうしたんだ 一体なんでこんな事になった」と小声でつぶやいた



気分転換もかねて今日は屋敷の庭で瞑想する

部屋の中でするよりも自然が感じられていろいろな気質を感じられた

今日も片っ端から気の融合を試みる

「進歩が無いな それでは一生出来ないぞ」バアルさんから苦言が来る

「昨日どうしろと言った自分の気を変化して自然と調和させるのだ 土や水 火や風などもう感じているなら自分の気を変化させて融合させてみろ」


自室に戻り自身の気を変化する所から再スタートになった

集めた気力を自然と融合する(よう)に変化させる訓練を行う

「魔法に補助や回復他にも攻撃(など)あるが全て同じ魔法力を使っている 自分の資質で光や闇 土や水 火や風などの性質に変化させているだけで基本魔法力自体は同じものだ 気力も一緒だ自分で変化させる事ができる」バアルさんが教えてくれる


(てのひら)に気力を集めて形は自分で思ったように変えられる 自然にある色と同じ色に変化させてみよう

目を閉じて思い念じる領内にある森 小川 心地よい風 鍛冶場の炎など思い浮かべて気力の変化を試みる

「バカやりすぎだ」バアルさんが突然叱責してきた

目を明けると掌の気力塊(きりょくかい)が大きくなり虹色にキラキラ変化している しかも気力塊に当たる色々な自然の気力を勝手に吸収 融合して更に大きくなってくる。

「早くそれを拡散させろ」バアルさんが焦って言ってくるので拡散させた


「自分の制御以上の気力を集めると爆発するぞ しかもいきなり全属性の気力と融合する気力を作り出すとは恐ろしいなビックリしたぞ 今度はゆっくりと融合させて制御の限界点を探すんだ」

「それは一回爆発させて限界を確かめると言う方法なのでは俺が死ぬわ」

「そんな危険な事しなくても体の気力を全て先ほどの虹色の気力に変化さなせて気分が悪くなるまで自然力を吸収気分が悪くなると吸収を止めて掌から放出するんだ それで限界が分かる」

気力を制御できている時は気分が悪くならないが 制御できなくて狂いだすと気分が悪くなる 更にそれを超えて吸収すると体が四散する爆発を起こすらしい

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