武器・防具
父の書斎を出た後も母は離れてくれず1日一緒にいた
なぜ肉体改造したのに分かったのか母にそれとなく聞くと
「どんなに成長しても口や目元などは大して変わらず一番は自分を見る目が一緒だった」と言われた
翌朝父の書斎へ行きスキルの検証をする為に山へ行くと伝えたが「ガーネットが悲しむので今日中には帰ってきなさい」とだけ言われた
バアルさんに教わりながら黒衣を作っていく
黒衣はSPを使い作るがSPの使い方すら知らない俺に根気よく教えてくれた結果
最初は糸のようなものだったがイメージをしっかりと持つと布になり数日後にはインナー・服・ジャケット・パンツまで出来るようになった
ちなみにSPが切れると気絶する
一度作ってしまうと後はイメージするだけで簡単に発動できるようになり性能実験をする
力が数倍になり岩も力を入れると砕ける 走ると景色が流れるように速く動ける
野生の鹿に体当たりされると痛くはないがSPをかなり持っていかれるしノックバックもある
検証結果 力や敏捷が増大して自分のSPが続く限りノーダメージで戦える事が分かった
武器にも黒衣は使えると言われ練習場の木剣を使い纏わせる
取っ手から少しずつ木剣が黒く染まって行き半分位まで行くと必ず木剣が崩れ落ちた
今度は鍛冶師のブリックさんにお願いして刃こぼれして捨てる予定の鉄の剣と鋼の剣を使って検証したが鉄の剣は木剣と同じく半分位 鋼の剣は先を少し残して砕けた
簡単に言うと既存の武器では耐久度が無くバアルさんが使っていた魔剣など極1部の超絶武具でないと耐えられないと分かった
バアルさんも「向こうでは普通に使えるので忘れてた」と笑いながら言った
次にバアルさんが教えてくれたのはオーラブレードの作り方だった
ステータスで見た気力を使ってオーラブレードを作る
殺気・闘気・元気などの力を使って剣を作れるそうだがSPと違い切れると最悪死ぬらしく加減を覚えないといけないようだ
最初は掌に力を溜める感じで気力の玉を作る事から始まる
もちろん出来ない
バアルさんもザックリと教えてくれるが個人により感覚にバラつきがありSPほどしっかりと教えられないと言われる
1週間以上係りようやく小豆大の玉が出来た
翌日には掌大の玉が出来た
「剣をイメージしてその玉を握り固定しろ」
と言われ握るが玉が形を変えると手から爆風が出て指が千切れそうになり消えてしまう
見ると指に多数の切り傷が出来てメチャ痛い
帰宅後医師に見てもらうが切り傷が深いらしくすべての傷口を縫わないといけなくなった
両親からも外出禁止令が出て勉学に励むように言われる
勉強は歴史から始まり 数学 ダンス 文章の書き方 法令などあるが集中力が上がったおかげか聞いたり見たりするとすぐに覚えられた
バアルさんは「俺が施した肉体改造のおかげだ」と自信満々に言い放つ
1週間後ポーションが入った桶をメイドが持ってきて手を漬けると緑の液体が透明になり傷が綺麗に塞がった
飲むと持続的に体全体を治すが傷口に直接掛けるとその部分だけに治す効果が出て飲むより効果が高いらしい効果がなくなると透明の水になる
家の中でも練習を再開して卓球ボールくらいの玉で練習を再開する
今度は手を黒衣で覆い傷が出来ないように工夫する
一ヶ月以上係りようやく剣が出来るようになり更に一ヶ月使い短剣・剣・長剣・投擲用のダガーが出来るようになった
一分位なら離しても消えないようにコントロールする事が出来るようになった
問題は気力が少なく自分の中だけでは一回しか十分な密度の剣ができない事だ
バアルさんが「自然界から少し取り入れたらいい」
バアルさん曰く「自然界は気力が溢れているのでどんなに取っても問題ない」と言われる
新たな課題がまた出来る
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