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黒衣  作者: 第一使徒
3/7

僕はアイルです

起きると洞窟で血溜まりの中横たわっていた居た

記憶が曖昧で どうしてこんな場所にいるのか分からない

1つずつ思い出す

ここは伯爵家の森にある洞窟でよく遊んでいた場所だと思う なんか形が違うように感じる


たしか傷だらけの人を助けて

「あーバアルさんと言う人を助けて光が俺の中に・・・」

あれそれからどうなったの詳しく思い出せない


「ようやく起きたか 我が宿主よ」

何だ頭から声が聞こえる

「あっそうかまだ夢の中だ起きたら布団の中に」

「まてまて まだ状況が把握しきれていないか 教えてやる」

まだ完全に傷が治っていないバアルさんが僕の体に入って傷を癒してお礼に僕の肉体を改造した

「いや()()()()でしょう 人が人の中に入るなんて」

「言い忘れていたが俺は神の1柱だ お前らから見れば悪魔と呼ばれてベルゼブブなどと軽蔑されているが」

無知な僕でも知ってる大御所じゃないですか あーこれからどうなるんだ悪魔が僕の中にいるなんて

「まあ我の能力で黒衣に負けない体に少し改造してやったのだ感謝するがいい」

もうおしまいだ これから教会の異端審問官に捕まり拷問された挙句火炙りにされるんだ


「オイ話を聞け」

キーンと頭痛がする

「話を最後まで聞け 何度も言うが俺は神で契約により力を貸す ならその方法は誰が知っている教会や国の禁書にしっかりと書き込まれている 表に出している聖書ではなく裏に隠している聖書には俺らの召喚方法や契約の仕方までしっかりと書き込まれているのだ 確か司祭以上は読めたはずだからお前が捕まるなら教会のお偉いさんや王はみんな異端審問官に捕まらないといけないのだぞ 長年契約や召喚を繰り返してきたのは王や、教皇たちなのだから」

「初耳です」

「黒衣は明日から教えやる 今日は帰って寝ろ なんせ肉体改造で2日間もあそこで暴れていたのだからな」

え 2日も・・・

ヤバイこれは確実に怒られるやつだ 急いで帰宅したが衛兵に呼び止められる


邸宅の門前で「止まれ お前は誰だ」

と衛兵に槍を向けられる

これはかなり両親とも怒っているな 家にも入れてもらえないなんて

「すみません 今戻りました」

通してもらえるように衛兵に謝り横を通ろうとする

「止まれここを何所だと思っているハイゼン伯爵家の敷地内だぞどうやって入ってきた不審者め」

自分の姿を見る なるほど服は破けて全身血まみれだ 自分の血だけど不審者に見えてもしょうがない

「アイルです ほら」

ポケットに入っていた家紋入りのハンカチを見せる

衛兵が俺の首元に剣を突きつけて

「おまえ これを何所で拾った」と怒鳴り

笛を吹き衛兵に包囲され連行され衛兵室の地下牢に入れられる


どうしてこうなったか考える間もなく衛兵にガンガン鉄格子を叩かれ「出ろ」と言われ詰め所室に連れて行かれる

詰め所では騎士のローマン ヘルゼン クルーラー 兵士のハインツ ベッセンの5名が並び手錠をつけたまま座らされる。

ローマンが「これをどこで拾った」

と高圧的に家紋が入ったハンカチを出して聞いてきた

「ローマンさん衛兵のナッツさんにも言ったけどそれは僕のです」

「お前みたいな浮浪者がアイル様なわけ無いだろう アイル様はまだ8歳だぞ」

と言って水桶を俺の前に突き出した

乱暴に置かれたので水面がチャプチャプ波立ち見えにくい

水面が落ち着いてくるとイケメンが写ってくる

俺がいつの間にかイケメンになっている 背も伸びてる今まであった違和感にも気がついた

いつも腰の辺りにあった目線が今では兵士と同等かそれ以上身長は170センチメル以上はある感じだ

なるほど 納得がいった 全くの別人だ 本人が思うのだから兵士達が思うのも無理はない

つまり兵士は俺が誘拐されてどこかにハンカチを落とし、2日間帰って来れない状況になっていると考えているわけだ 

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