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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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チェックアウト ~ 新〇商店へ

朝、目が覚める。

左腕がしびれている。

そこには安らかに眠る瀬戸さん。

結局、こうなってしまったか・・まぁ一線は越えていないけどね。

しばらく眺めていると、瀬戸さんも目を覚ました。

ゆっくりと目を開ける・・・すると照れくさそうに笑う。

「おはようございます。」

「・・・お、おはようございます。起きてたんですね。」

「私も起きたところでしたよ、夢は見ずに済みましたか?」

「あ・・・はい、よく眠れました。」

「それはよかったです。」

すると恥ずかしそうに顔をうずめて言う。

「あの・・・ありがとうございました。」

「いいですよ、さぁ起きましょうか。」

「はい。」


着替えて、ホテルで朝食。

「今日はどうしましょうか?」

「昨日いけなかったワイナリーに行こうと思っているんですが。くらむぼんワイナリーと言って結構この近くですよ。」

「あ、その名前、ここの売店でも見た気がします。変わった名前だったので。」

ぶどうの丘の売店では数多くのワイナリーのワインを扱っている。もちろんくらむぼんワイナリーのワインもある。

「そうですね、でも探していたのがなかったので行ってみたいんですよ。」

「そうなんですか。わかりました。」

「瀬戸さんは、何か気になるところがありますか?」

「じゃあ・・・時間があったらでいいんですが、ここに行ってみたいんですが・・」

スマホを見せてくる。

北口本宮富士浅間神社?

地図を見せてもらうと、ちょっと離れてはいるがいけなくはない。

「いいですよ、行ってみましょうか。」

考えてみるとワイナリー以外の観光はほとんどしていないしなあ。

では、ご飯を食べ終えたら支度しましょうか


そうして、くらむぼんワイナリーの駐車場に行くと・・・・

”CLOSED”の看板。


「これは・・・残念。」

「やってないみたいですね。」

「ここは古民家の建物が素晴らしいところなんですが・・」

でも、やっていないなら仕方がない。

あきらめようかと思うと。瀬戸さんが思いついてくれた。

「昨日行ったワイナリーの人が酒屋さんがあるって言ってませんでしたっけ?そこに行ってみませんか?」

「そういえば、98Winesで言っていましたね。」

車に戻り、ナビで調べる。

確かに小学校の裏手に酒屋さんがある。

ここからも近い。

「ダメもとで行ってみましょうか。」

「はい。」



山梨県甲州市新〇商店。

地元の酒屋には地元の酒をそろえているところがある。


「趣のある建物ですね・・・」

「杉玉も下がっていますね。」

「あ・・これって杉玉っていうんですね。」

酒屋や日本所の酒蔵に下がっている丸い球。

この酒屋にも下がっている。


中に入ると、日本酒が並んでいる・・・かと思うと。

硝子戸の向こうがワインコーナーらしい。

そちらに入ると・・・

「たくさんありますね。」

「これはすごいな・・」

お目当てにくらむぼんワイナリーのメルローはもちろんあった。

だが、珍しいワイナリーのワインもいろいろおいてある。

ついつい手に取ってしまう。

いかん、さすがに全部は買えないぞ・・・


「ラベルが綺麗なものやかわいいものが多いんですね。」

「本当ですね。イラストが使われていたりして、凝っていますね。」

そういう観点で選ぶのもいいか・・・


悩んだ末、お目当てのワイン以外に4本選んで購入することにする。

今度から、甲州市に来たらまずここに寄ろう・・・


「さて、では瀬戸さんに紹介された神社に行きましょうか。」

「はい!ありがとうございます。」



ホントは他のワイナリーも紹介したかったんですが・・・

ジュンワイナリー・原茂ワイナリー・シャトー勝沼などなど


でも、きりがないので今回は割愛ということで。

そのうち紹介するかもしれません。

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