表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
82/268

閑話 瀬戸家の事情

私は瀬戸ひなた。

女子大に通う大学生です。


今日は日曜日。

洋服を買いに行った帰りです。

最近、私の姉に彼氏ができたようです。

昨晩も、帰ってきませんでした。

どうやら彼氏の家に泊まったようです。

まぁもう24歳のいい大人ですし、いいんですけど。

でも、学生の頃は見るからにオタクのいけてない女子だった姉。

恋愛経験は多分ない。

ちょっと心配です。

騙されていたりしないよね。


もうじき家に着くころ。

外車がやってきて家の近くの道路に停車しました。

助手席から降りてきたのは、私の姉。

満面の笑顔です。

運転席の男性と何か話しています。

「・・・だから、こんなことはもうしないでくださいよ・・・」

「はあい、では来週楽しみにしてますね。」

「はい、じゃあ来週よろしくお願いしますね。」


ウィンドウ越しに見える姿はちょっと年上のようだけど・・・

本当に大丈夫かしら。


走り去っていく、外車に手を振っている姉。

もう、今まで見たことのないくらいの満面の笑顔。


まあ、幸せそうだからいいんだけどね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ