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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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旅行の計画

「で・・・どうして瀬戸さんは一緒に寝ているのかな?」

「昨日、早乙女さんがめずらしく酔ったみたいなので、寝室に連れて行ったんですよ。覚えていないですか?」

「うん、で・・・瀬戸さんは?」

「私も眠くなってついつい寝てしまいました。」

布団がずれて、瀬戸さんの肩がみえた。

これ服脱いでいるよね。

ついつい寝たのに服を脱ぐんですかね。

「まずは起きましょうか。話はそれからですね。」

瀬戸さんのほうを見ないようにベッドから起き上がる。

「はい、そうですね。ところで、なにか着替えを貸していただけると助かるのですが。」

Tシャツとジャージを渡した。

なにか、また既成事実を作られた気がした。


バゲットを買ってあったので、スクランブルエッグとコーンスープとで朝ごはんにした。


「それで、どこのワイナリーに行くんですか?」

「今度行くのは山梨県の甲州市に行こうと思います。」

「へえ。ワイナリーたくさんありそうですね。」

「たくさんあるので、全部は回れませんけどね。」


すると瀬戸さんはにっこり笑って聞いてきた。

「泊りがけですか?」

「日帰りです。」

「えー!?泊まりましょうよ。」

「日帰りです。近いですし。」

「むー・・・」

あからさまに不満げである。


なにか、身の危険を感じる今日この頃である。

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