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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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気が付くと、カーテンの隙間から光が漏れていた。


そうか、いつの間にか寝てしまったのか。

昨日は瀬戸さんと鳥居平今村を飲んで、おいしくてついつい飲みすぎてしまった。


そういえば、瀬戸さんは・・・


そこで右腕の重みに気が付く。


寝室のベッドはセミダブル。

結構広い。


ギギギギ・・・

何とか右腕の重みの原因を見る・・

嫌な予感しかない。



予感は当たった。

右腕を腕枕にして、瀬戸さんが寝ている。


”しまった”

思わず、左腕で自分の体をチェックする。

よかった、服を着ている。


でも、怖くて瀬戸さんのほうはチェックできない。


これは、いわゆる朝チュンってやつなのだろう。

だが、焦りしかない。

服を着ているから、やってはいないよな?

でも、昨日の途中から記憶がない。


背中を嫌な汗が流れる。


心臓の音がいやにうるさい。


どうしよう・・・


やがて


ようやくと言っていい時間の後、うっすらと瀬戸さんが目を開ける。


「お・・・・おはよう?・・」

我ながら情けない声である。


すると瀬戸さんは、にへら・・と笑って、いやになまめかしい声で言った。

「おはようございます。早乙女さん。」


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