表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
65/268

ココファーム ワイナリー 田島川右岸 2017

(瀬戸さん視点)

次に出てきた料理も美味しかった。

ホテルの畑で取れた自家製の野菜とのこと。

野菜そのままの味なのだけど、食べたことのないくらい美味しかった。


でも、こんなフランス料理食べたことがない。

素材そのままの味。


「次のワインどうしましょうか?」

気が付くとワイングラスはほとんど空になっていた。

ワインリストを見る。

フランスやイタリアワインもあるのだけれど、日本ワインもいろいろある。

馴染みのある名前のワイナリー・・・

「ココファームのワインも結構あるんですね。」

「はい、地元でも素晴らしいワインを作るワイナリーです。ぜひお試しください。」

ソムリエの方が勧めてくれる。

気になったワインの名前・・

「この田島川右岸って変わった名前ですね。」

「こちらは限定物でなかなか手に入らないワインになります。とても素晴らしい白ワインです。」

「これ、お願いできますか?」

「はい、かしこまりました。」

「私もそれにします。」

早乙女さんも同じものを頼んだ。


あたらしいワイングラスに注いでもらう。

ココファーム・ワイナリー 田島川右岸 2017

香りはブドウの香り高い、さわやかな香り。


口に含んでみる。

フルーティーな味。だけれど・・・何か特徴的な後味・・・

「おいしいです・・・香りが独特ですね。」

「そうですね、おいしいワインです。日本のワインらしからぬ味ですね。」

そう・・・まるで・・

「なにか・・・にわか雨のような香り・・」

すると、早乙女さんもソムリエさんもちょっと驚いた顔をする。

「素晴らしい表現です。こちらのワインは野生の酵母を使った独特の味わいのワインです。なるほど・・雨が降ってきたときの土の香りに似た香りかもしれません。」

ソムリエさんがやたらと感心してくれました。

ちょっと恥ずかしい。


料理が運ばれてきました。


「こちらは、地元のコシヒカリを使ったリゾットの上に、やはり地元の那珂川で取れた天然の鰻を乗せました。」

それって・・・フランス料理というより和食?


でも、とてもおいしい料理。

ワインとの相性もとてもよかった。


早乙女さんが言っていたけど、個々の料理は本当においしい。


60話ちょっと変更します。


過去の写真を調べていたら・・・・

水庭はダブルベッドの部屋だった。


そりゃあもう

瀬戸さんは舞い上がるでしょうね・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ