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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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閑話 鳥居平今村 キュヴェ・ユカ 2004ルージュ (ただし飲めなかった)

本当なら旅行の話を投稿するつもりだったんですが、ちょっとショックな事があったので、閑話を書かせてください。

今日は牛肉の赤身を買ってきた。

軽く焼いて、サラダと一緒に食べることにする。

今日合わせるのは・・・

山梨県甲州市 鳥居平今村キュベ・ユカ2004ルージュ。

ビンテージものだ。

本当に楽しみである。

どんな味なんだろう。


ソムリエナイフで封を切る。


すると・・・








コルクの表面にカビが生えている。


嫌な予感がする。


スクリューをコルクに指して回転させる。

やけに柔らかい・・・


フックを引っ掛けて、コルクを抜こうとすると・・

コルクが途中で折れた・・というよりコルクが崩れた。


出てきたのは真っ黒に腐ったコルク。

一部はまだ瓶に残っているが・・・そちらも腐っているだろう。





なんてこった・・・





残ったコルクも抜こうとしたが、完全に腐ってぼろぼろな状態であった。

こういう状態を「ブショネ」というらしい。

こういう経験をするのは2度めである。

1度目は貰い物の高そうなスパークリングワイン。

しかし、コルクが腐っていて、出てきたのは炭酸が全く残っていない黒ずんだ液体であった。


今回は・・・

試しにグラスに入れてみる。



やっぱり、木の腐った・・嫌な匂いがしている。

黒いおりも混ざって漂っている。


とても飲む気になれない。

飲んだら腹を壊しそうである。



何が悪かったのか・・

ちゃんとワインセラーで横にして保管していた。

では買ったときから・・・

しかし、購入したのはもう半年以上前。

いまさら文句も言えない。そもそもレシートも残っていない。



かなり期待していたワインだけにショックが大きかった。



仕方なく、流しに全て捨ててしまう。

飲めるという記事や料理に使えるという記事も見たが、とてもそんな気になれない匂いである。



その夜は、すっかり冷え切った牛肉を食べて、とっとと寝てしまった。


あぁ・・

といったことがあることを知っていただきたくて、書きました。


あぁ・・・残念・・・・

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