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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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GRAND東夢 Merlot Torii bira 3595 樽熟成

うーむ。

ワインを飲みながら考える。


今飲んでいるのは、GRAND東夢 Merlot Torii bira 3595 樽熟成

スパイシーで重厚なワイン。

ブルーチーズをつまみに飲んでいる。


今日は金曜日。

明日は週末だ。

週末は実家に顔を出す予定。

まぁ車で2時間くらいのところだから遠くはない。

実家の母親に行くことを電話で話したら、ちょっと驚いていた。

まぁ、そんなにしょっちゅう顔を出すほうではないから仕方ない。

でも、週末は出かける用事を作っておきたかったのだ。


考えていたのは、この間ミキちゃんと話した内容。

初恋の相手って。

そもそも好きになられる理由がわからない。

こちらはアラフォーのおじさんで、あちらは20代の若い女の子。

しかも、この間までほとんど話したことのない相手。

いったい何なんだろうか?


正直、どう扱ってよいかわからない。


すると、メールが来た。

このところ、毎週金曜日にメールが来る。

”この週末、予定はありますか?よかったら遊びに行きません?”


ため息をつく。

どう対応するのが正解なんだか。

ワインが渋く感じる。


”ごめんなさい、この週末は実家に帰る予定があるんですよ。”

とりあえず送信。


するとすぐに、返事が来た。

”じゃあ、今から行っていいですか?”


思わず、ワインを噴き出した。


おい!今は夜中の10時過ぎだぞ。



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