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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第2章
262/268

朝日町ワイン 無濾過・秘蔵ワイン(白・甘口)

「だいたい。最近は素人がシステムの担当者になる案件が多いのよね」

「あ~、わかるわかる。それってDXが流行りだしてから多いね。

 ミキちゃん!同じワインよろしく!洋子ちゃんにも」

「ありがとう~ゴチになります」


 頼んだワインは・・・

 山形県西村山郡朝日町


 (有)朝日町ワイン 無濾過・秘蔵ワイン(白・甘口)


 甘口とあるが、それほど甘ったるいわけではない。

 すっきりとしていて飲みやすい。

 それでいてコクと旨味が独特である。


「そうそう、よくわかっていない上の人が ”これからはDXで売り上げ倍増だ!!”とか言っちゃてプロジェクトが起こるみたいよね。ほんと、いい迷惑だわ」


 酔ってきたのか、洋子の目が据わってきている。


「そういうのに限って、よくわからないから丸投げしようとしてくるのよね」

「あはは、まったくだね。でも、最近は殺し文句があるからね」

「殺し文句?」


 常連は、ウインクして小声で言った。


「そんな開発のやり方だと、あの銀行みたいになりますよ・・・ってね」

「あ、それいいわね。私も使わしてもらうわ」


 そろそろ、深夜になりつつある時間。


 そんな時間にもかかわらず・・・


 ”いい天気”の扉が開いて、新たな客がやってきた。



「噂をすればってやつね」

「噂?」


「彼が、今回の顧客クライアントよ」

 

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