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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第2章
257/268

共栄堂 K21FY_DD  胡蝶之夢

「うわ・・・なにこれ、うまっ」


 日本橋の”Cave de ワイン県やまなし”で買ってきたワインを飲んだ瞬間に声が出てしまった。


 飲んだワインは


 山梨県 山梨市牧丘町

 合同会社共栄堂 K21FY_DD 胡蝶之夢


 このワインを選んだ理由は、店員のおすすめされたからである。

 なんでも、入荷したばかりだがあっという間に売れて行ってしまってあと数本だとのことだった。


 飲んだ瞬間から広がる香りと味。


 味が濃い。

 甘さや酸味もあるのだが、それ以外・・・

 うま味と言うものだろうか?


 驚くほど、味が濃いがくどくは無く美味しい。


「山梨に行ったら売っているのかしら・・・でも、もう行けそうもないわね」


 洋子は、さほど残念そうでもないように独り言を言った。


 今まで取り組んできたプロジェクトはもう、ほとんど終わりである。

 もともとは、こちらに来たのは短期間の異動の予定。プロジェクトが完了するまでの約束。

 だが、いろいろあってプロジェクトが延長していたのだ。


 今週の末に、部長から話があると打ち合わせが設定されている。

 おそらくは、異動の件だろう。


 ようやく地元に帰れる。


 ワインを飲みながら、ニマニマと口元が緩んでしまう洋子であった。








 洋子はこの時、飲んでいるワインの名前をさほど気にしていなかった。

 ”胡蝶之夢”がどういう意味であるかを・・・



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