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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
1.5章 閑話 家飲み小話
222/268

Mie・Ikeno Merlot 2019

 残業が終わっての帰り道。

 今は20:30。


 昨今の状況では、この時間はどの店も開いていない。


「はぁ・・・今日もコンビニ弁当かぁ・・」


 洋子は、ため息をついてコンビニに向かった。


 会社の都合で、チームごと関東に移動してきたばかりなのだが・・・

 移動したとたんに、こんな状況。


”これなら仙台にいたほうがましだったなぁ・・・”


 そう思ったのだが、後の祭りである。

 せっかく、お気に入りのお店ができたのに休業中。


 仕方がないので、今日もコンビニめし。


 この時間は、コンビニでさえお弁当がかなり売り切れている。

 辛うじて残っていた、唐揚げ弁当を買って帰る。


 帰って来たのはワンルームマンション。

 狭い部屋に一人暮らし。


 唐揚げ弁当を電子レンジで温める。


 せめて、飲むお酒は良い物にしよう・・・


 飲むワインは・・・


 山梨県北杜市小淵沢町 ドメーヌ ミエ・イケノ

 メルロー2019


 愛らしい猫のラベルが気に入って買った来たワインだ。



 正直、まだワインのおいしさを理解しているわけではない。

 ただ、こっちに来て気に入ったお店がワインが売りのお店だったので飲み始めたのだ。


 美味しさが理解できたわけではないが・・・このワインがおいしいことはよくわかる。

 一緒に食べるのが、唐揚げ弁当なのがもったいない。



「はやく、お店再開しないかなぁ・・・・」


 ついつい、独り言を言ってしまう。

 まぁ、一人暮らしになって、独り言が増えた自覚はあるのであったが。

2章の主人公予定・・・

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