表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
213/268

 チャペルでの結婚式は粛々と行われた。

 家族と一組ずつの友人だけの小さな結婚式。


 健司と美月らしい、つつましやか。そして、家族も友人も心から祝福してくれる暖かい結婚式であった。


 その、家族・友人にはとっておきの食事とワインでもてなそうと考えていた。

 今日提供するワインは


 スパークリングワイン

  山形県東置賜郡高畠町 高畠ワイナリー

   嘉-yoshi- スパークリング ピノ・シャルドネ


 赤ワイン

  山梨県甲州市 ダイヤモンド酒造

  シャンテ Y.A. マスカット・ベーリーA  結ひ(8)


 白ワイン

  北海道余市郡仁木町 ル・レーヴ・ワイナリー

  MUSUBI 結 2020


 それぞれ貴重なワインだ。

 特に白ワインで用意した”結”はなかなか手に入らないワインで、何とか確保することができた。


 

 思えば、美月と健司の縁はワインが結び付けてくれた。

 結婚の祝いに出すワインとして、ふさわしいワインだと思う。



 ちなみに、健司と美月が好きなワインも用意してある。

  サンサンワイナリー メルロ クラレット 樽熟成

  武蔵ワイナリー   小川小公子


 

「本日は、私たちの結婚式に参加いただき誠にありがとうございます。ここにいる方々には、いくら感謝しても足りないくらいです。ありがとうございます」

 健司が挨拶する。


 乾杯の音頭は、健司がお世話になった先輩にお願いした。


「健司君、美月さん。本日は誠におめでとうございます。

 私は、以前健司君と同じ職場だったものです。

 健司君は、非常に優秀であり勉強熱心で、どんな人にもとても優しい人物です。


 だからこそ、いろいろと大変な時期もありましたが、この度幸せをつかんでいただき本当にうれしく思っております。


 それでは皆さま、乾杯のご唱和をお願いします。

おふたりの前途と、ご両家のますますの繁栄をお祈りしまして、乾杯!」


 スパークリングワインを掲げ、乾杯をする。

 祝宴の始まりである。


 披露宴ではなく、食事会。少人数での堅苦しくない場。

 皆が健司と美月を祝福してくれ、喜んでくれている。


 それが、とても暖かくて素晴らしい祝宴であった。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ