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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
208/268

五月長根葡萄園 Riesling Lion 2019

「そーいえば、新しいワインが入ったのよ~」


 ”いい天気”の店員のミキちゃんが勧めてくる。

 う…あと一杯は飲めるけど…


 そのワインは

 岩手県花巻市

 五月長根葡萄園 Riesling Lion 2019


 以前に飲んだワインの2019年度版である。


「このワインがあるという事は、牡蠣があるんだろうね」

「あるわよ~、カキフライかアヒージョね」

「え~…」


 どちらも、油が…

 でも、このワインは牡蠣と合わせたいしなぁ。


「じゃ…じゃあ、アヒージョで…」

「まいどあり~」


 衣がない分、まだましだろうと考えた。偶然だが、以前と同じ組み合わせだ。

 料理に気を配るのは、なかなか大変だ。


「なんか、大変そうですね」

「将来、気持ちがわかるようになるさ」


 たぶん、20年後くらいだけど。


 グラスに注がれたワイン。さわやかな香りである。

 すっきりとした酸味が心地よい。

 まさしく、”爽やか”と表現するのがふさわしい。


 この一杯で今日は終わりだと思うと、味わってゆっくりと飲みたい。


 それにしても、このワインは牡蠣にほんとに合うなぁ。 

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