表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
203/268

ケントクエステートワイナリー Bijou Noir 2020

「そういえば、ワイナリーが最近たくさんできてるって言ってましたよね。最近できたワイナリーとかってあるんですか?」

「そうだね、最近もできているよ。今日はそこのワインにしてみようか」


 今日の夕食はパスタ。


 まずはミートソースを作る。

 玉ねぎと人参をみじん切りにする。

 フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、みじん切りにした玉ねぎを炒める。

 透明になるくらいで人参も入れる。

 それらを弱火でじっくり炒める。


 その間にひき肉を準備。

 ニンニクのすりおろしと一緒に少し練ってハンバーグ状にする。

 それを別なフライパンで、中火のオリーブオイルで焼き色をつけていく。

 

 じっくり焼き色を付けたら、ひっくり返す。

 その間も、野菜は焦げないように注意。


 ひき肉に焼き色がついたら、フライパン返しで押し付けて平べったくする。

 そして、火が通ったら崩していく。

 中火でじっくりと火を通したら、野菜のフライパンに合わせ入れる。

 そして、トマトペーストを入れて炒め合わせる。

 その後、あらびきトマト缶とワインを入れる。

 そして煮込んでいく。


 その間にパスタの準備。

 リガトーニ。太めのペンネと言った感じのショートパスタだ。


 大きな鍋に、水と塩を入れて沸騰させる。水の量が多いので結構時間がかかる。

 沸騰したら、パスタを投入。10分間の表示。

 そこをあえて9分とする。


 7分までたったら、切ったブロッコリーもパスタと一緒にいれてゆでる。


 8分、ちょっと前。

 レードルで二杯分のゆで汁をソースに入れる。

 そしてかきまぜて乳化させる。


 9分。パスタをざるに開けてお湯を切る。

 それをソースのフライパンに入れて、混ぜあわせる。


 そこからさらに3分。フライパンの中で味をしみこませる。

 それで完成。



 一緒に飲むワインは


 神奈川県相模原市 

 KENTOKU ESTATE WINERYケントクエステートワイナリー

 Bijou Noir 2020

 

「最近できたというか、まだできていないというか・・・ブドウは作っているみたいだけれど、ワインの醸造は他のワイナリーに委託しているみたいだよ。これは勝沼の東夢ワイナリーで作ったようだね」

「え?そんなことってあるんですか?」

「ワイナリーができるときにはよくあるようだね。武蔵ワイナリーも最初は他のワイナリーに委託していたようだよ」

「そうなんですか・・それってワイナリーって言えるんですか?」

「だから、できようとしている・・ってところだね。でも、醸造をする予定らしいよ。ワイン特区の認定も受けたみたいだね」

「へえ・・楽しみですね」


 このワインを飲んでみる。果実感のある香り。

 スパイシーな感じを受けるワインの味。

 だけど・・


「軽いワインですね・・・」

「まぁまだ若いワインだからね。ヌーヴォーと言った感じだね」

「これから熟成されるんですか?」

「それは、保管してみた場合のお楽しみだね」


「最初、ワイナリーができたばかりの頃はまだ手探りなので大変だよね。

 最初にBelly Beads Wineryのワインを飲んだ時も思ったよ。

 でも、Belly Beads Wineryの2年目にリリースしたワインはすごく美味しくなっていて驚いたよ」

「へえ・・じゃあ、このワイナリーもだんだん美味しくなって有名になるかもしれないんですね」

「もう結構扱う店があるようだよ。今後、自社で醸造したワインを飲みたいね」


 こういった風に、ワイナリーがどんどん出来ています。


 ワイナリーもできたばかりと、2年目・3年目は味は変わっていきます。

 そのワイナリーの成長も楽しみの一つなんです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ