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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
200/268

katashimo Winery たこシャン 2019

 今日は、春きゃべつを買ってきた。


 キャベツを千切りにする。

 山芋の粉を水で溶いて卵を割り入れる。

 そこに粉を入れて生地を作る。



 きゃべつ・サクラエビ・いか。

 それらを混ぜてフライパンに投入。

 その上に揚げ玉を散らし、卵を乗せてその上にさらに豚肉を乗せる。


 そう。今日の夕食はお好み焼きだ。


 そして、今日のワインは


 大阪府柏原市

 カタシモワインフード株式会社

 katashimo Winery たこシャン 2019


「たこ・・シャンですか?」

「たこ焼きに合わせて作ったワインだそうだよ。まぁ・・残念ながらうちにはタコ焼き機がないのでお好み焼きにしてみたのだけれど」


 デラウェアで作った発泡ワイン。

 

 さわやかで甘い香り。


 飲んでみると、非常に正統派のスパークリングワインだ。

 ちょっと炭酸が強いのかもしれないが、酸と果実味がバランス良い。


 これなら、たこ焼き以外のいろいろの料理に合うと思うのだが。


「これは、いろいろ合いそうですね。ほんとにたこ焼きにも合わせてみたいですね」

「少なくとも、お好み焼きにも合うね」


 名前から、たこ焼きにあわせたくはなる。でも、結構万能なワインだと思う。

 

 もし、たこ焼きが無いから飲まないって方がいたら、他の料理に合わせても美味しいから飲んでみることを勧める。


「それにしても、お好み焼きって日本の食べ物ですけどワインに合うんですね」

「そうだね・・多分、油とワインが相性がいいのと・・・ソースがワインと合うんだろうね」

「確かにソースにトマトを使ってますね。だとしたら赤の方が合うんでしょうか?」

「うーん。赤も合うかもしれないね。でも、味の濃さを白ワインがさわやかにしてくれている気がするので、白も良く合っていると思うよ」

「そうですね。このワインは白ですものね」


「そういえば、海外からの出張者が会社に来た時に、お好みソースをお土産に持たせると非常に喜ばれるって聞きましたよ」

「あ~~確かに。アメリカの人なんか喜びそうだね」

「そうなんですよ。日本人が作ったものだけど海外でも通用する味なんでしょうね」


「日本でも、地域によってソースが醤油のように使われている地域もあるそうだね」

「え?関西なんでしょうか?」

「いやいや、埼玉の鳩ケ谷ってところだそうだよ。なんでもソース工場があるので、地元の人はみんなソースを使うらしいよ。てんぷらとかにもソースをつけるらしい」

「へえ、なんだか不思議ですね」


 日本の誇る、ソースという味はワインにもよく合うようである。

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