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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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閑話 白百合醸造株式会社 ロリアン ブランデー78


「おかえりなさい、健司さん。ワインを買ってきたんですか?」


 玄関で健司を出迎える美月。

 健司の手に、ボトルと思われる袋があるのを目ざとく見つけた。


「ワインじゃないんだけど、気になっていたのを見つけたので買ってきたんだよ」


 家に入った健司はそう言って、健司は袋の中身をテーブルに置いた。


 それは・・


 山梨県甲州市 白百合醸造株式会社 ロリアンワイン

 ロリアン ブランデー78


 高濃度である78%のブランデーだ。


「ブランデーですか?どうやって作るんです?」

「基本はワインと一緒だけど、ワインを作った後に蒸留をするんだよ」

「へえ・・」


 78%の高濃度。人気があるらしい。


「じゃあ、健司さん。これ飲んでみるんでしょうか?」

「いや実は、これは・・・消毒用 高濃度アルコールなんだよ」

「え・・・ええ? 飲む用途ではないんですか?」


「そうなんだよ、手指の消毒に使うんだ」

「そうですか・・興味はあるんですけどね・・・」


 普段のワインは12%である。これは78%以上。気軽に飲める濃度ではない。

 

 ちょっともったいない気もするが、このご時世ではこんなアルコールは必要なのである。



 


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