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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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那須ロイヤルベリーズ ファーム 岩座 2020

「あぁ!終売だって?」


 健司は、狼狽した。

 自宅のパソコンで見ていたのは、健司のお気に入りのサンサンワイナリーのWebショップである。

 健司が好きな、サンサン コンコードガーネットと買おうと思っていたサンサン エステート 柿沢ルージュプレステージ 2018がSOLD OUTになってしまったらしい。


 ちなみに今飲んでいるのは・・

 栃木県那須郡那須町

 那須ロイヤルベリーズ ファーム 岩座 2020


「このワイン、変わった味ですね・・・野性味あふれる感じです」

「なんでも、那須の雫という山ぶどう系のブドウで造ったワインらしいよ。最近できたばかりのワイナリーらしい」

 パソコンを見ながら、健司が言う。


「ところで、健司さん。週末は結婚式の相談に行くのでワイナリーには行けませんよ」

「う・・・」


 Webショップで売り切れていても、ワイナリーには売っていることもある。

 健司はひそかに、行けないか考えていたのである。


「あ・・・寿限無・・・?」


 そう言っていた美月もスマホを見て固まった。

 美月の好きなワイナリーが、新たなワインをリリースしたらしい。


 どちらもどっち。

 結婚式に向けて毎週忙しい二人だったため、ついつい現実逃避したくなってしまっていたのだった。


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