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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
185/268

ドメーヌ・ヒデ アマビエ 2019 ハーフボトル

「アマビエですか。一時期は流行りましたけど、しばらくは聞きませんでしたね」

「そうだね、でもまだまだ需要はあると思うよ」


 ハーフボトルのワインボトル。

 イラストが変わっている。

 現代アートであろうか。


 山梨県南アルプス市

 ドメーヌ・ヒデ アマビエ 2019 375ml


「ビールはデパートで見かけましたけど、ワインにもあったんですね」


 ラベルに、しっかりと”病魔退散”と書かれている。


 シャルドネを使ったオレンジワインだ。


「これはまた、しっかりとしたワインだね。コクもあり、シャープなタンニンの味もあり」

「これならば、味の濃い料理にも合いそうですね・・・」


 オレンジワインは白ワインよりはコクがあるが、赤ワインには負ける。

 だが、このワインはオレンジワインの中でも味覚がはっきりしている。


 美味しいワインである。


「今度はビールも買ってこようか」


 アマビエIPA

  神奈川県厚木市

 サンクトガーレン という会社のビール


 こちらのラベルは漫画家が描いている。


 このビールも美味しいのだ。


「まだまだ、アマビエ様のお世話にならないといけないんですね」

「そのようだねえ・・」

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