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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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三次ワイナリー TOMOEシャルドネ 待月

「あら~今日は一人なの~?」

「待ち合わせだよ」

「なあるほどね~」


 今日も、”いい天気”に来て一人で軽く飲んでいる。


 今日は、美月は美容院に行っている。親友の美樹ちゃんと一緒にだが。

 それが終わるのを、ここで待っているのだ。


 つまみとして、チーズを頼んだ。

 そして、飲んでいるワインは


 広島県三次市 三次ワイナリー

 TOMOEシャルドネ 待月


 シャルドネの果実感と酸味がさわやかであるが、樽熟成による癖が複雑な味わいと、奥深さを出している。

 辛口だけど、甘みも感じられる。

 なかなか、飲んでいて楽しませてくれる。


 チーズとも合うが、いろんな料理と合わせやすいだろう。


 それにしても、美容人に行くのまで一緒とは、美月とミキちゃんは本当に仲が良い。

 まぁ、特に美月がミキちゃんになついているように見えるのであるが。

 

 なんでも、二人が通う行きつけの美容院はこのそばにあるらしい。

 今後も、たびたびここで美月の美容院が終わるのを待つことになるのだろう。


 さて、美月がやってくるのをしばらく待とう。

 おそらく、あと1時間くらいのはず。


 その間に、髪型をどう褒めるかシミュレーションしておかないとな。

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