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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
180/268

エーデルワイン にごりナイアガラ

「これは・・・また。ずいぶん濁っているなぁ」

 デパートで見かけたワイン。

 最近は、フィルターで濾していないにごりワインも流行って来たけれど。

 これは、ずいぶんと濁っている。

 まるで、どぶろくみたい。少し黄色がかった白いワイン。


 ついつい、買ってしまった。


----


 買ってきたワインは


 岩手県花巻市 エーデルワイン

 にごりナイアガラ


 かなり、白く濁っている。


「これ、本当に濁っていますね」

 美月も不思議そうに見ている。

「でも、これ甘口って書いてあるけどよかったんですか?」

「え?」

 

 早乙女健司はワインは甘口より辛口を好む。

 見ずに買ってきてしまったのだ。


「まぁ・・。たまにはいいんじゃないかな?」

「料理は何に合わせます?」


 ううむ、想像できない。

 どんな味なんだろう。


「まずは、飲んでみて考えようか?」

「いいんですか?」

「ちょっとだけね」


 甘い香り。でも甘ったるいというほどではない。

 口に含むと、ちょっと癖のある。それでいて爽やかなぶどう感。

 甘い・・・

 でも、甘ったるいというほどではない。


「そうだなぁ・・料理ねぇ・・」

「お寿司なんてどうです?酢飯に合うかもしれませんよ」

「なるほど・・・それもいいかも。あと、豆腐とかにも合うかもね」

「デザートにもいいかもしれません」


 なるほど・・


 グレープフルーツと露メインサラダを合わせたサラダ。

 あとはポテトサラダ。


 これらを合わせてみた。


「ポテトサラダに合いますね」

「グレープフルーツもいいね」


 なかなか、新鮮な組み合わせだった。


「ところで・・・本籍地どこにするか決めたんですか?」

「まぁ、決めたよ。美月は職場で使う姓はどっちにするか決めたの?」

「はい!決めました」


 結婚するとなると、いろいろ変わる。

 それに従って決めないといけないものが、こまごまと出てくる。


 まぁ、あまり真剣に考えなくてもいいかもしれないのだけれど。

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