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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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岩手くずまきワイン ほたる 赤

 今日は、瀬戸家に挨拶に行ってきた。

 もめたわけではないが、驚くことがあった。


 そうか・・

 美月としては、結婚式をするつもりはないらしい。

 理由としては結婚式に呼ぶ友達がいないから。

 親友の高橋ミキはいるのだが、呼べるのはそれだけ。

 

 たしかに、それでは通常の披露宴はやりたくないだろう。


 しかも、新婚旅行は国内でいいらしい。


 ううむ。


 健司としても、結婚式をやりたいわけでもなければ海外旅行に特別思い入れもない。

 思っていたより、はるかにお金がかからないことを喜ぶべきなのであろうか?


 でもなぁ・・


 てっきり、美月はウェディングドレスや教会での結婚式にあこがれるタイプだと思いこんでいた。

 少女漫画にあこがれるようなところがあるので、そういう華やかなイベントをやりたいものと思っていたのだ。


 本当に、何もなしでいいのか・・・?


 美月がお風呂に入っている間、ワインを飲みながら考える。



 今日飲んでいるワインは・・・


 岩手県岩手郡葛巻町

 岩手くずまきワイン ほたる・赤


 マスカットベリーAのワインに山ぶどうの果汁をブレンドしたワイン。

 アルコールは10.5%

 さわやかで、甘いワインである。


 甘いと言っても、甘ったるいわけではない。

 香りのよい、飲みやすいワイン。


 まぁ、春に飲むより夏のほうが似合うのかもしれないが・・

 なんとなく、道を照らす光が欲しい気分だったのだ。


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