表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
156/268

千曲川ワインバレーシリーズ メルロ 2019

 駅前のスーパーで夕食の買い物をしている。

「今日は何にしましょうね?」

「うーん。どうしようか?」

 魚売り場を見た後、精肉売り場を見る。

 どちらも、ピンとくるものがない・・


「こういう時にはひき肉でハンバーグでも作ろうか?」

「あ、いいですね!」

 そして、デミグラスソースの缶詰も買う。

「デミグラスソースですか?」

「今日は、煮込みハンバーグにしよう」

 野菜売り場にもどって、マッシュルームとブロッコリーを買う。

 玉ねぎと人参はあったはず。

 生パン粉も購入。

「確か無くなってたはずだったな・・・」

 スパイスコーナーでナツメグも購入。

 豆乳も小さなパックで購入する。


 自宅に戻って来た。

「ハンバーグって、難しそうなイメージですよね?」

「そうだね、コツがいるけど慣れるとあっという間にできるよ?」

「そうなんですか?」

「コツはね・・・とにかく冷やすことかな」


 まずは玉ねぎをみじん切りにして炒める。そのあと粗熱を取って冷蔵庫で冷やしておく。

 パン粉・豆乳・ナツメグを混ぜる。そこに玉ねぎとひき肉を入れてこねる。

「どれくらいこねればいいんですか?」

「それが・・人によっていうことが違うんだよね。さっと混ぜればいいっていう人と、粘りが出るまでこねるっていう人と。私は結構こねる方だけど」

 粘りが出るまでこねた種を、また冷蔵庫で冷す。

 その間に、玉ねぎ・人参・マッシュルームを炒めてデミグラスソースで煮込む。

 しばらくして種を取り出したら、手早く空気を抜いて整形。

 すぐに、フライパンで焼く。

 表面に焼き色が付くまで焼いたら、デミグラスソースに投入する。


 しばらく煮込んでいるうちに、ブロッコリーをゆでておく。


 最後にさらに取り分けてブロッコリーを添えたら完成。

 生クリームを掛けたら、ちょっとおしゃれだ。


「う~ん、結構大変そうなんですけど・・」

「まぁ、慣れだねえ」


 テーブルにバゲットと一緒に持っていく。


 合わせるワインは・・


 長野県東御市 はすみふぁーむ

 千曲川ワインバレーシリーズ メルロ2019


「きれいな色ですね・・・ガーネットというんでしょうか」

 口に含むと、まろやかなタンニンと樽の香り。そしてメルロー独特の甘い香り。


「うん、おいしいね」

 デミグラスソースにも合う。


「そういえば、3月下旬に引っ越し先予定のマンションが空くことになったようだよ。ルームクリーニング前に早めに見に行くこともできるようだよ」

「あ、いいですね。見に行きたいです」


 春に引っ越し予定。

 借りる予定のマンションを見に行くことにする。


 そうだな・・その時に・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ