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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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KIZAN WINERY キザンセレクション メルロ 2018

「おかえりなさ~い」

 健司が帰ってくると、美月が迎えてくれる。

 ”あ~・・・これいいなぁ・・”

 じ~ん、と玄関で感慨にふける。


 台所からはいい香り。煮物のようだ・・・

 といっても、美月が作れる煮ものと言ったら一つしかない。

「今日は肉じゃがですよ」

 ニコニコと笑顔で告げてくる。

「うわぁ、美月の肉じゃがはおいしいから楽しみだ」



 これは、ほめて欲しい顔だ・・・ということを察知。

 手放しで褒める。


 でないと、女性は不機嫌になるのは学習済み。


 着替えをすまして、ワインを持って食卓に座る。

 肉じゃがとご飯とみそ汁。

 見た目も美味しそう。だんだんと料理の腕が上がっているようだ。


 合わせるワインは・・


 山梨県甲州市

 機山洋酒工業株式会社

 KIZAN WINERY キザンセレクション メルロ 2018


「香りがフルーティでいいですね」

「フルーティーな香りに対して、酸味とちょっと苦みがあるね。でも、牛肉の肉じゃがと合いそうだ」


 肉じゃがを食べる。味が染みていて美味しい。

「うん、おいしい!ジャガイモによく味が染みているね」


「う~ん、ちょっとお肉が硬かったかな?」

 美月はまだ不満らしい。


 もともと、美月はおいしいものが好きで味にうるさい方だった。

 だから、料理を覚えていくうちに上達が早くなっていくのであろう。


 ただし・・・

 おおざっぱさや、手抜きが好きなところを自制すれば・・・だが。


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