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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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さぬきワイナリー 瀬戸の月光

 今日は2月14日。


 世間ではバレンタインデーだろうけど。

 今日は、瀬戸美月の誕生日。


 瀬戸家にお邪魔して、誕生日を祝っている。

 彼女の親友の、高橋ミキも一緒だ。


「それで、きっと特別なワインでも用意してるんだろ?」

 ミキちゃんに言われる。

 もちろん用意している。


 香川県 さぬきワイナリー 瀬戸の月光


「え?」

 美月が驚いている。

 無理もない。まるで自分のためのような名前のワインなのだから。


 気障ったらしいと思いながら、こう言ってしまった。


「今日は、美月が生まれてきてくれた日。おめでとう。美月に会えてうれしいよ」


すると、美月はポロポロと涙を流し始めた。


「う・・・私・・私・・生きていてよかったです・・・」


 大げさと思っていたら、美月の頭を母親のさくらさんが撫でている。

 そして、ミキちゃんが美月の背を撫でている。


 美月の誕生日。

 思った以上に感激しているようであった。



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