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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
144/268

シャトーホンジョー マスカットベリーA 2007 くれなゐににほふ

「先ほどのワインがお気に召したのであれば、こちらのワインはいかがでしょうか?メニューには載せていないのですが」


 ソムリエが勧めて来たワインのボトル。

 美しいラベルに書かれた文字が気になった。

 しかも、このワインもビンテージと言える年数。


 そのワインは

  山梨県甲州市 岩崎醸造株式会社

  シャトーホンジョー マスカットベリーA 2007

  ”くれなゐににほふ”


 限定1200本と記載されている。

 ラベルに記載された話では、「伊勢物語」から名前を付けたとのこと。


「岩崎醸造って、勝沼のワイナリーがたくさんある通りの”あの”交差点にあるワイナリーですよね?」

 ソムリエさんに聞いた。

「おや、ご存じでしたか。その通りです。なんでも、1941年からある老舗のワイナリーとのことです」

美月が聞いてくる。

「あの交差点って、どこですか?」

「ほら、あの犬のいた池田ワイナリーの次に行ったところですよ。交差点の角にあるので目立つところです」

「あ・・あそこですか?たしかに行きましたね」


 グラスに注いでもらうと、粘度の高い液体。

 口に含むと、マスカットベリーAなのに甘すぎないそれでいて香り高いワイン。

 少し、マスカットベリーAらしからぬ癖のあるワインではある。

「あ・・このワイン好きです」

 美月が言う。

「香りがいいですね。名前の通りです」


 このワインとステーキ、なかなかいい組み合わせ。

 とても素晴らしい夕食でした。


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