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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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ワイナリーに行こう! 長野県塩尻市 丘の上 幸西ワイナリー

「さて、では行きましょう。」

「はい!」

車に乗り込み、道にでてインターチェンジの方に戻る。

「塩尻市って市街地はどんな感じなんですか?」

「結構、栄えていると思うよ。でも、その前にもう一軒ワイナリーに寄っていくよ。」

「へえ、さっきのワイナリーみたいな感じなんですか?」

「いや、全然違う感じだね、もっとこじんまりしたところだよ。」

そうして、すぐに右に曲がる。

ちょっと細くて曲がりくねった道だ。

そうしてちょっと走ったところに目的地がある。

「え・・・ここですか?普通の家じゃないんですか?」

「うん、ここであっているよ。ほら看板もある。」

丘の上 幸西ワイナリー。

こじんまりとしているワイナリー。

「でも、眺めはいいでしょう?塩尻市街地が一望できるよ。」

ここも高台にあり、眺めが良い。

ワイナリーといっても普通の家っぽいところに店舗の入り口がある。といっても、入った店舗は狭いんだけど。

「いらっしゃい。」

奥の階段から、ご主人らしい人が降りてきた。

試飲できますって張り紙がある。

「試飲ってできるんですか?」

「大丈夫ですよ、どれを飲んでみますか?」

「あ、私は運転するので飲むとしたら彼女です。

 どう、どれか飲んで見る?」

「いいんですか?おすすめはありますか?」

「では、こちらのメルローはいかがですか?」

ちょっとだけコップにワインを注いでくれた。

「うわぁ・・これも美味しい。」

すると嬉しそうなご主人。

「じゃあ、この4種セットをもらえますか?」

「ありがとうございます。」

4種類のワインのセット。

ちょっとだけお得である。

「ここでもたくさん買うんですね。」

「まぁ、なかなか手に入らないからね。」

「私も買おうかなぁ・・」

「まだ他にも行く予定ですから、慌てなくてもいいですよ。」


そう、まだまだ行く予定のワイナリーはあるのだ。


こういう小規模のワイナリーを応援したいですね

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