表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
113/268

駒園ヴィンヤード Gomi Winery Tao Rouge betise d'ange 2018

今日は、瀬戸さんが来ることになっている。

夕食を何にしようか悩んだので、先にワインを選ぼう。


今日のワインは、これにしよう。

駒園ヴィンヤード Gomi Winery Tao Rouge betise d'ange 2018


単純に、ジャパン・ワイン・チャレンジで駒園ヴィンヤードが賞を取ったからである。

それにしても、あのワイナリーがね・・

先日、瀬戸さんと一緒に行ったワイナリーを思い浮かべる。

また行ってもいいな。あのアットホームな感じは嫌いではない。


さて、夕食を決めるためにちょっと味見しよう。

抜栓し、グラスにちょっとだけ注いで香りを嗅ぐ。

甘い香り。果実感も感じる。

口に含むと柔らかい酸と甘みが広がる。

まるで野原のようなほのぼのとしたワインだな・・


ううむ。これは悩ましい。


そうだなぁ・・・ロールキャベツなんかどうだろうか。

たしかひき肉もキャベツも冷蔵庫にあったな。


料理の準備をしながら、考え事をしてしまう。

来週の日曜日に、瀬戸さんの家に訪問することになってしまった。

さて。ご両親にどう挨拶しよう・・・


まだ、結婚の報告のつもりはないので、どう話せばいいのか。

”結婚を前提にお付き合いさせていただいております、早乙女健司と申します。”


ん・・・?

結婚を前提でいいのか?  結婚を前提にしてたか?

結婚を前提でいいのか、俺?

瀬戸さんは結婚を前提で考えているのか?


今日は、早乙女の家で瀬戸家訪問前の作戦会議の予定なのである。

早乙女にとっても初めての経験。

しかも正式に交際をするとなってから一か月もたっていない。

かなり、緊張と混乱をしているのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ