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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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くずまきワイン 星

「こんばんわ、来ちゃいました。」

てへ・・と舌を出す女性。瀬戸美月である。

「いらっしゃい。」

今日は金曜日。平日であるのに早乙女の家に来たのである。

といっても、今日は予め来るとメールでやり取りしていた。

今日の夕食は何かと聞かれたので、”ポトフを作る”と返事したら、”私も食べたい”との返事が来た。そしてやり取りのあと来ることになったのだった。

「だんだん寒くなってきましたね。」

「そうですね、なので暖まる料理にしたんですよ。」

だが、未だ作っている途中である。

鍋にはすでに人参と大根を入れて水と顆粒のコンソメを入れて火にかけている。

大根には早く日が通るように隠し包丁をいてれている。

あとは、玉ねぎ・キャベツ・ブロッコリー・マッシュルームを切って、ベーコンと一緒に鍋に放り込む。そして15分ほど蓋をして煮込む。

その後、ソーセージを加えて、塩胡椒で味を整えてから10分ほど煮れば完成である。

「うわあ、美味しそうですね。」

「簡単だけど美味しいですよ。」

さらに盛り付け、マスタードを添える。


合わせるワインは、岩手県のくずまきワインの星という白ワイン。


「「いただきます!」」

まずは、ワインを飲んで見る。


フルーティーな香り。口に含むと、爽やかな酸のあとに爽やかな香りが口の中を通り抜けていく。

まるで、高原の風のような爽やかな辛口。

「とっても、爽やかなワインですね。お野菜と合いますね。」

「そうだね、ここのワイナリーは山葡萄で有名らしいんだけど。おいしいね。」

今度は赤ワインも飲んでみたいものだ。

「健司さん。”星”って珍しい名前ですね。」

「そうだね、でも”星”ってなかなか素敵じゃないですか?」

「そうですねー」

ふふふ・・と笑いながら、美月は健司に近づき、くっついてきた。

「それにしても、このポトフ美味しいですね。健司さん、本当に料理上手ですね。」

「そんなことないですよ、簡単ですから。」

”いや・・私にはまだこんなに美味しい料理は作れない・・・でも。”

実は、瀬戸美月は料理の勉強を始めたところである。

でも、まだ早乙女健司には内緒。

いつか、料理ができるようになって健司に食べてもらうことを目標に頑張っていいるのである。

まぁ、まだまだ先になりそうではあるが・・・

”でも、健司さんに食べてもらえるように・・頑張ろう。”

密かに、心に誓う美月であった。




というわけで、”星”というワイン。とても美味しいです。

”星”っていいですよね。


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