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日本ワインに酔いしれて  作者: 三枝 優
第1章 健司と美月
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Prologue ココ・ファーム・ワイナリー 陽はまた昇る

ようやく緊急事態宣言が解除された。

まだ世間は自粛ムード。


みんな家に閉じこもっていた。

まるで夜明けを待っているかようだった。

そんな状態から、少しずつ、少しずつ明るい兆しが見えてきたのだ。


職場は閉鎖され、ずっと在宅勤務だった。

それが、全面解禁ではないが6月から週に2日程度出勤することになった。


SNSを見ると、行きつけだった店も6月から再開するようである。


あぁ。5月に店を閉めるときに店長に言ったなぁ。

店を再開するときには、めったに手に入らないワインをお祝いに持って駆けつけると。


お祝いには何を持っていこう。

まぁせっかくだから1本はもう市場では手に入らないアレにしよう。


そして、もう一本は・・・そうだあれにしよう。

たしかワインセラーにまだあったはず。


栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリー。

”2016年 陽はまた昇る Here Comes The sum”

力強く、芳醇な赤ワイン。

ココ・ファーム・ワイナリーはすばらしいワインを作るワイナリーだ。

でも、昨年は台風で大きな被害があったと聞いている。

今年に入ったばかりで、またこの騒動だ。

きっと大変に違いない。


しかし、明けない夜はない。

こんなときにこそ、このワインがふさわしいに違いない。

さぁ、箱と熨斗紙を用意してよう。





日本には素晴らしいワインがたくさんある。

これは、そんなワインたちをめぐる物語。

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