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1人の少女の学園生活  作者: レイ
2/6

2話

こんにちは、今回から戦闘シーンと魔法を入れてバトルもしていきます。


それでは本編です。

『はい、みんな

ホームルーム始めるよ

席について


みんなも知っていると思うけど

近頃、この辺で事件が多発しています

詳しいことは言えないけど

必ず1人では登下校しない事


学園寮の人も自宅から通学している人も

これは守ってね

以上、先生からでした


1時間目は国語だから

ちゃんと忘れずに準備しておいてね』


先生は最近起こっている

事件の事を説明していた。

だいたい私はルナちゃんと

一緒にいるから安心だったけど


流石に怖かった。

狙われているのは私達の

学園の子だけだったから


『ルナちゃん、ちょっと

ごめんね、私

お兄ちゃんの所に行ってくるね

すぐ戻ってくるから』


私はもう一度教室の自動ドア

をくぐって、1つ上のフロアに

あるお兄ちゃんの教室に向かった。


この学園は広すぎて、いくつもフロアが

あるから、エレベーターと階段が

両方あった。


私はエレベーターに乗って、お兄ちゃんの教室に向かった。


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

『ハルトお兄ちゃん

ちょっとお話し大丈夫かな?』

私はお兄ちゃんの机の所まで

行ってお兄ちゃんに話しかけた。


お兄ちゃんは友達と話していたけど

ちょっとだけならって言って

ついて来た。


『お兄ちゃん、あのね

私、私ね、着替えの時に

気になったの、私の腕にある痣は何?

パパとママは教えてくれなかった


お兄ちゃんならわかるでしょ、教えてよ』


私はお兄ちゃんに痣のある方の

腕を見せながら言った。


私の手にある痣は薄緑色をしていた。


『アリス、どこかで

転んだだけじゃないの


大丈夫、すぐに治るよ

もう時間じゃないの?』


お兄ちゃんはそういうと

私の手を引いて近くまで

送ってくれた。


『ありがとう、お兄ちゃん

お勉強頑張ってね

私も頑張るから』


私はお兄ちゃんに手を振ってから

今日に入った。


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


『お帰り、アリス

授業始まっちゃうよ』


ルナにそう言われて

私は急いでパソコンを取り出して

机に繋いだ。


この学園では授業は体育や魔法の練習以外は

全部パソコンで行われています。


私達は普通に授業を受けて

普通に休み時間を過ごしていた。


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


『アリス、ちょっといい?

屋上まで来てくれる?

話したい事があるから』


私はルナにそう言われて

一緒に屋上まで来た。


着いたらルナはいきなり私の身体

を壁に押し当てて逃げられないようにしていた。


『ルナ、なんのつもり?

私に何をしたいの?

離してよ、痛い』


私はルナから必至に逃げようとしたけど

ダメだった。


ルナは手から植物のツタを出して

私を縛っていた。


つまり魔法だった。

でも、この魔法は私達がまだ使える

レベルの魔法じゃなかった。


『ごめんねアリス

こうしなきゃ私が消されちゃうの


あの人はアリスを望んでる

アリス、私とおんなじで全部忘れて

楽になろう、操られてる方がまだ楽だよ』


ルナはツタから電流と何かの

ガスを私の中に流して来た。


『これ?何?

なんなの、頭が痛い


私は誰?貴方は誰?

ここはどこなの?』


苦しくなった私の手は勝手に動いて

手の中に剣を出現させていた。

私はその剣で思いっきりツタを切り落とした。


苦しいのは終わって、忘れかけていた

記憶が私の元に戻ってきた。


『ルナ、貴方は何を知ってるの?

あの人って誰?教えなさいよ』

私は、初めてルナに

こんな言葉を使った。

あのルナがこんな事をする子だとは

思わなかったから


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

『いいわ、教えてあげるわよ

アリス、この学園の貴方以外の

先生と生徒は敵だと思いなさい


もちろん、貴方の好きなお兄ちゃんもね

さようなら、アリス


楽しい学園生活を』


ルナはそう言うと姿を消した。

私の手にはルナの出したツタを

切り裂いた剣が握られたままだった。


『お兄ちゃんが、みんなが敵?

そんなはずないよね、嘘だよね』


私は一人で佇んでいた。

もう今日は授業に戻る気も何かを

する気も起きなくて


ずっと片隅で膝を抱えて泣いていた。

お兄ちゃんに裏切られて、ルナに裏切られて

みんなに裏切られた私は


1つの答えにたどり着いた。

このまま卒業までこの学園にいて

私を裏切った人達みんなに

1人残らず復讐してると


『ふふっ、まずはルナからよ

探し出してやるわ、ルナ』


私は泣くのをやめて

立ち上がった、もう迷いは無くて

ただ復讐することしか考えられなかった。


『そーだ、みんな敵なら

クラスのみんなも倒しちゃお

まあ、とりあえず怪我させる

くらいだけどね』


私はいつのまにか自由に出せるように

なっていた剣を出現させると

右手にしっかりと握った。


自分の手に馴染んでいる剣は

最初から私の一部だったみたいな

感触をしていた。


とりあえず、エレベーターに乗り

1階に着いた瞬間、剣の刃先に魔力を

込めて、衝撃波を放って


掲示物や壁、床など

いろんなものを破壊した。


中には他の人も巻き込まれて

怪我をしていたけど、私の心は

痛まなかった、だってこの人達は

私の敵だから


同じように私は、破壊しながら

進んで、教室まで来た。


ここを壊せばちょっとは楽になれるから

苦しさや怖さから解放されるし


嫌な事も忘れられるから

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


『アリスちゃん?

なにそれ』

クラスメイトの女の子が

私に話しかけて来た。


正確には今朝までクラスメイトだった子だ

とりあえず無言で突き飛ばすと

衝撃波を飛ばして


同じように破壊とみんなに

怪我をさせた


膝を擦りむいたり、腕が赤くなったり

恐怖で倒れたりといろんな子がいた。


これだけやってもまだルナは現れなかった。


代わりに来たのは先生達だった。


『アリスさん、これは全部

貴方がやった事なのね

どうしてこんな事をするの?


貴方はそんな子じゃなかったはず

貴方は誰にでも優しくて

いい子だったのに』


先生はそんな事を言って来たけど

私は結局無視した。


いかがだったですか?

今回の魔法は草の魔法と

鋼の魔法の設定です。


これからは戦闘シーンがメインになります


読んでくれてありがとうございます。


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