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55)夢の跡。



この街には、かまってくれる人がいないという

絶望、

もっともっとかまってほしいのに誰も横にいない

絶望、

どうせ生きても、いずれ死ぬだけの人生だからとの

絶望、

そんで、そんな朝もまた、カーテンを開けるのは

ま白くなりたいから。



ひとりきりじゃ、寂しい、とか?


どの口が青空に向かって吐いた夢の跡。


布団にねっ転がる

子犬みたいな幽霊いっぴき、

だれのもの、さ?


幽霊でもいいから

逢いたい、

夢みたい。


かけがえのない、貴女。


わたしは一生に一度の人に逢いました。


でね?


わたしは永遠をしっかりと味わいました、と。


ホント、さ。



漆黒の闇おおうこの都市の孤独よりも凄い

絶望、

もっともっと悪く考えずにはいられない心

絶望、

せっせと生きて、やがて死ぬのが生き物だからとの

絶望、

そんで、そんな朝でも光りかがやく貴女に触れたい

夢の跡。











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