表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

558/714

48)味噌汁をのんでしみじみいうのよねぇ


(短歌九首)



億劫な日々を過ごして三年目卒業式ではそれでも泣いてた



霜月に出て行った君の忘れもの小さな電気ストーブを出す



誤解だとわかっているけど優しさが私に愚かな期待を持たせる



去年とは違う師走を迎えつつ冷気を切り裂き自転車はゆく



去りぎわに浴びせし吾の暴言を消したし三日月尖りて眠れず



とりあえずビールみたいな手軽さであたしにキスして抱くなこのバカ



味噌汁をのんでしみじみいうのよねぇおふくろのより美味いという嘘



空き瓶が転がるワンルームの部屋で寝てる不幸だなんて知らずに



鉛筆を斜めに寝かしできるだけ優しい線で君を描いた









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ