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132)忘れたいものばかり多い病い
忘れな草の香りを知りたい
たぶん匂ったからって
なにもかも忘れられるわけではないと知っている
だけどそんな言霊に頼ってしまう
鎧を脱いだわたしのやわらかな心は
過去の想い出がケロイド状に広がり
酔いと睡眠導入剤なしでは
唇が寒すぎて眠れない病なのだ
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流石にちょっと短すぎて、ふつうに読了のお礼を言ってるだけでは200文字に足らない。
あ、でも、もう大丈夫かな?
最後までお読みくださり誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




