62)泣きながら、唄い出すの?
このころの詩は、凄くいじくりたくなる。
完成度が低いんだろう?
さわらないことが前提で、今回の詩集編纂はおこなっているので、そのまま載せておくけど。
『よりぬき』という意味を考えて、好みで択っていったらこの辺りのヤツは入れないだろうなぁ、と思う詩もあったりして、本来なら、今日載せるはずだった『北欧って、サンタのふるさとだったっけ?』という詩を、ちょっと留め置いておいて、次のこの詩を載せることにする。
まぁ、本文とはほとんど関係のない話だから、無視してお読みください。
でわ。
かたい心の僅かな恋わずらい
虹の橋をすべりながらあわてる。
どれほどおおきな怒りをしり、
レイニーブルーのきもちをしっても
転校初日のあさのきたいとふあん
忘れず子供の心てばなさず、
融けこむあざやかな夢に
あなたの、
愛のありかに狂いそうになる。
海鳥の灰色音波のような鳴き声で
桟橋にうちつける嵐の傷口を癒せ。
300万円くらいね
いっそ値付けしたい
この町の夜景をみおろす
この起き上がれない
田舎町の
裸のきもちを誰か
きく耳を
もってきいてあげる、
いじらしい嬉び
あなたの、
忘れてはダメな、
宝石箱のような、
どこからも贔屓されない人生の重さを
どんな目をしてみつづけなければならない?
息はできているか、あすもできそうか?
からまる自己嫌悪に
燃やせない感情をまぶして
もはや嘘も嘘でなくなるいさかい。
あなたのかおが歪んで
ようやく
レイニーブルーのソウルミュージックを
泣きながら、唄い出すのだろう。
聴くものとてない、暗い嵐の海に
まけないように、おおきな声で、
すこし、照れてながら………
ちょっとややこしいのを、最後までお読みくださりありがとうございます。
また、お会いできる日を楽しみにしております。
でわ。




