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83)汚れっちまった悲しみなんて(あたしにとっては、そんなもの)


(これ、触るの、

(サンクチュアリの穢れになるかな?





汚れっちまった悲しみなんて

どこにもないから泣かないで


汚れっちまった悲しみなんて

彼にも見えなかったの知ってる?


あたしが悲しいわけじゃない

汚れっちまった悲しみなんて


過去にも怯えて暮らさなくても

汚れっちまった悲しみなんて


いまでもあすでも視えない絶望

汚れなければしあわせだという


軽〜い気楽な生き方望むの?

そんなことして一生すごして


汚れ切ってる尊さだって

無数の星たち降り来る夜なら


世界に煌めき降ろしてくれると

みてはいけない夢みせちゃうから


いちどやにどは騙されちゃうかも

けれど輝く虹の橋など


渡れる人などいるわけなくて

汚れた獣がこっそり渡るの


希み儚くその眼の下には

あきらめ色した水まで浮かべて


汚れっちまった悲しみなんて

あってもなくてもどうでもいいさ


軽〜いジョークを言ってる気はない

あたしの目をみて文句は言ってね


汚れっちまった悲しみなんて

あたしの両手じゃ足りない絶望


汚れっちまった悲しみなんて

言えない言葉の嘘の意味





(えっ?

(不味いですって?

(やっぱ、いまだに、ファン多いもんなぁ、

(あっ!

(バカか、あたしもそうじゃん、か

(カレ、だーいすき、かわいーもん

(あ、ごめん、カレーじゃないよ、彼ですよ。










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