66)あなたがいない せかいはいやだ
最近の詩で、ユニーク数40超えることは、非常にまれなので、「よりぬき」の基準を40にしたのだが、この詩を書いたころのヤツはかなり40超えているものが多く(発表から、時が流れているから、読んでもらっているかずが増えている、というレベルではなく、あきらかに、初日の数が違っている。なんか、「よりぬき」の体をなしていないように感じられる)、判断基準を間違ってるかもしれないとおもい始めてきている。
まぁ、いまさら基準も変えられないし、それより(情けないけど)このあたりを過ぎると40超えがまた珍しくなってくるから、それまでの辛抱やで、って、???な言い聞かせ方ができるという、自虐的な「言い聞かせ」だけどね?
まぁ、本文とは全く関係のない話で失敬失敬、でわ、ごゆるりとお読みください、ね?
突風で
崩れる身体を抱きしめて
貴女は信じる 泣いてもいいのに
かぜはふく。
ふときがつくと、あなたはいない。
永久凍土にあこがれている
じぶんをまるですて猫みたいと
ちいさくほほえみ
こえを、なくした。
あなたがいない
せかいは、いやだ。
ゆたかなこころの日はとおい
らくえんから来た孔雀のよう
おおきな羽をはばたかせ、
いのちのかぎりにかぜまきおこす。
あなたはどこへ
消えた どこへ。
あのかぜにのり
ま黒き宇宙へ?
じぶんをのせる
かぜおこす
それはゆるされない禁忌
あなたはひとり 咎人となり
ゆえにだれにも
さがされない罰。
たったひとりでしぬまでいきる
かたるあいてもいないよる。
明けないよるは ないはずなのに
あなたは明けないよるにいる。
あなたが いない、
せかいは、いやだ。
わたしは、あなただ
あなたとおなじだ
このあたたかい明かるいせかいは、
すこし不安でなじめないんだ。
わたしは、あなただ
あなたとおなじだ
かぜをおこして かぜにとびのり
あなたをおいかけ 宇宙へゆきたい。
かぜをおこして かぜにとびのり
あなたをおいかけ 宇宙へとびたい。
でもそんなとき とつぜんやさしい
こえを こころの おくできく。
きみはぼくではないように
ただしいあゆみをとめないで
きみのうるさい「大好き」を
ぼくはたしかにうけとったから
きみはかえれるばしょがあり
きみはかえれるひとがいる
ここのこどくはきみなんかには
たえられないからここへはくるな、
でも、ありがとう、うれしかったな
その想い まぶしかったほど。
そしてわたしは、このばでこどくだ。
にどとあえない、いいはなたれて
最愛のひとにくるなといわれて
それでも げんきに やっていけって?
どんな大罪わたしはおこした?
その罰をうけるいみがわからなくて
もう、いい!
もうしらない。
あなたもみんなも好きかってなら
わたしも、もう、好きにするからッ!
とにかくすて猫、
よくききなさいよ。
わたしは、あなただ
あなたとひとつだーーー
突風で
崩れる身体を抱きしめて
貴女は信じる 泣いてもいいのに
お読みくださりありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




