58)毒よ、さらば
12月に投稿した時、タ、タイトルを間違うというとんでもない事実が本日判明した。
『夢よ、さらば』ってタイトルこの詩集では書いてしまっていたけど、ホントは『毒よ、さらば』。
やっちまったよー。
て、訂正しようかなぁ?でも、もう1ヶ月経つし。
ど、どーしよー。
ま、この詩集は、過去詩のよりぬき版だから、やっぱり過去詩に忠実に。
ってんで、タイトル、元に戻します。
『毒よ、さらば』に。
今後は気をつけて、投稿しますので、ねぇ、まぁ、大目にみといてよ。
て、馴れ馴れしい!
よね?
黄昏の阪急三番街で
嫌われることに身悶えする細い毒蛇に出会った
居酒屋『河童の滝』であの人にあう前に
哀しい毒の銀色を見てしまった
踏み潰すためにはヒールの高さが足りず
呑み込んでしまうには喉の渇きが足りなかった
だからしゃがみ込んで干からびた眼を見て
うろつくんじゃ無いよと言ってあげた
嫌われることに耐えられないなら
生きて行く資格がないのですよと
誰も彼も『誰そ彼』どきには死にたくなるんです
という真実に一番近い毒に近づきたくなるんです
毒蛇の心の痛みを感じる神経が
この三番街にはないように
人間の心の痛みを伝える言葉は
この黄昏にはないのだから




