表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

306/714

45)悲しみの理由があるのなら

悲しみが、

Tシャツのようにかんたんに脱げたら、

シャツに描いてみせた字を

綺麗なこころのままで読む。


くつろげるホームもなく、孤立した、

笑顔が消え入りそうな若者は、

目に涙をためて、真っ赤になって、

自分を許せず、怒っている。


キンモクセイの香りただよう極楽が、

君をこの家に招待した夕べに訪れる。



まだ許せないものを知らなかったころ、

よく聴いた歌。


瞳に湛えた、優しい思い出の歌。


あまりに懐かしい感情を思い出し、

月なき闇夜を、照らすともしびは星の歌。



見守ってくれる、

寂しさをつつみこむ感性を

君は、失わない。


それでも混沌の落日のなか、

たまに、心に降りしきる、

忘れられない悲しみを

無視するわけにはいかないから、


この世界の生い立ちを

楽しく語ってくれる心の友よ、

君のことを先生と呼ぶから、


どうか、まじめな希望を棄てたりしないで

私の生きていてもいい理由を問わせて。


生きていてもいい、理由があるというのなら。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ