45)恋はやさしい夢の世界の終わりを告げる
考えてみれば、どう考えても、この「よりぬき秋さん」って、終焉を迎えつつあるよね。
最終的に追いつくという、たとえばアニメ「ワンピース」のテレビアニメオリジナルストーリーを作る理由となる現象みたいに。
ということもあり得たのですが、その前の段階で、これ以降、いわゆるこの投稿サイトで短編と扱われる詩の投稿が激減するはずなのだ。
さらに40オーバーなんて、もう、ほんと、数えるほどしかないのではないだろうか?
だから、もう、終わりは、目に見えているのだ。
ただ、まぁ、今は、今できることをやるしかないわけで、終わらせるためにという考え方でもオーケーだが、この詩集をちょっと重点的に進めていこうかな、と、思っている。
とかいう話とはあまり関係なく、本文の詩の方をお楽しみくださいませ。
でわ。
それはやさしい夢の世界の終わりです。
恋なんてさ、
煌めく青春の1ページの、枯れ行く花さ。
ほんのいっとき熱い気持ちで突き進む、
まるで夏の日の苛烈な太陽の白い光さ。
そんな風に、言ってしまうことは、簡単。
その青春という夢の世界には、
誠実なんて考え方はあろうと無かろうと。
枯れ行く花が枯れるのは、
だれにも止められないことさ。
けれどね、枯れるまでの寸暇を惜しんで
ふたつの想い出づくりをしようよ。
冬が来ればどうせひとりで、
こたつに入ってぼんやり考え出すだろう。
その夏味わった、人生を捨ててもいいと思った、
あの人との、光輝く想い出を。
そして、こたつの中で忘れ去るでしょう。
それが、やさしい夢の世界の終わりです。
お読みくださり、誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




