47)いいえ、私も、木霊だよ
最初の2行は、いぶし銀、徳川家康さんの、有名なことば、より。
人の一生は重荷を得て遠き道を行くが如し。
だったっけ?
そのあと、
不自由を常と思えば不足なし。
と、続く。
まぁ、我慢をしましょうね?
って、人生訓、ずっーと苦労し続けて、最後には天下を取った家康さんの、その人生に相応しい訓戒である。
私も、それを心がけて、生きて行こうと思いました、まる。
ひとりの人生はおもい秘密を背負って、
険しい坂道を、歩いて登っていくものさ。
だからその途中で立ち止まって、大声で
叫びを木霊にしてみたいな。
いいえ、私も、木霊だよ、って、いって欲しい、
「好き」っていうと、「好き」って、いって欲しい。
「バカ」のあとに、「ウソ」っていうし、
「ウソ」のあとに、「バカ」っていう。
この想いが、あなたに届く訳ないって、
わかっているから、生きていたくないんだ。
あたし、開かれる未来なんて、
見たことなかったよ。
いつも、いっつも、あたしの明日は、
飛べない猫の絶望みたいで、
「サヨナラ」だけ、
あなたに告げるわ、きっと。
だれにも届かない悲しみを届かせる
必要など、あるのか。
あたしは、寂しさに、くるまれて、やるさ。
「サヨナラ」っていっても、
「サヨナラ」っていうな。
木霊じゃないならね。
お読みくださり、誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




