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59)その心、美しすぎる女神。

この詩は、ちょっとだけ、ほんとうにまえがきに顔を出した方がいいのかもしれません。

ま、ほんとうに、と、今日ちゃんと言うってことは、いつもは「ほんとうはどうでもいいけど、あるいは、ほんとうは必要ないけど」ということでは、けっしてなく、ですね。

いつもも、いつもとして必要だが、今日は、もっと必要だと、いう意味なんですよね。

え?でも、いつもは、今日ほどは、必要ないってことなんでしょう?

とまあ、そのはなしは、とりあえず置いておいて、今日の必要なはなし。

この詩のなかで、『僕が、女性』という設定なのは、読んでいただければわかっていただけると思うのですが、なぜ、女性だけれども、一人称が『僕』なのか、というと、それは


それもまた、読んでいただければわかると思うので、ぜひとも、一度読んでみてください、お願い。って、あー?

この、「ぜひとも読んでみてください」というお願いが、まえがきに顔を出さなければならなかったはんとうの理由なのですか?

なんか、よくわからないままです。




どれほどの、

僕の悲しみも、

僕の絶望も、

すべてをわかってくれて、

すべてを受け入れてくれて、

その上で、

やさしく微笑んでくれて、

僕のことをちゃんと見ていてくれるんだ。


僕は、バレバレの貴女への好意を、

ことあるごとに曝け出してしまって、

同じ女性の僕から、

なーんか、そんな目で見られてるって、

知ってしまっても、いいのかなぁ?

ぜーんぜん、僕に嫌な思いをさせないんだね?

僕を、変わってるねって目で、

見ないんだね?

恋、

に違いないんだけど、

そんなの、あまり、気にしないのかな?

ほんとうに、もう、伝わってると思うんだけど。


貴女にかぎって、

にぶくて、気づかないってことだけ、

ありえないしね。

なら、僕の恋を、受け入れてくれるの?

ンな訳ないけど、嫌われてないだけで、嬉しい。

この恋心知って、それでも僕の手を

握ってくれるんだよ、ね、ウレシ。


僕が、どれだけ僕自身を持て余しても、

どれだけ、駄目なんだと思っても、

そんなことないから、と、

すべてを。

僕の生きていてもいい未来を、

その、すべてを肯定してくれる、

女神さまだ、貴女は。


僕は貴女に会えて、良かったよ。

会えてなければ、と考えれば、

自信がないよ、いま、こうしていられる。

こんな風に、これから、寝て、

朝になれば、起きて、

やってくる明日を、

真っ直ぐ見つめていられる心。

貴女の、おかげだね。


あゝ、そうか、

だから、貴女は、誰からも好かれるんだ。

僕みたいな「僻み、嫉み、やっかみ」の

塊のような女の子(子、じゃないでしょ?)

からでも、

嫌われないのは、

貴女が、僕みたいな女の子(!)の

心も、

自分でさえ持て余す心をも、

おそらくただしく理解してくれているんだ、

だから、絶対、やさしくて、

絶対、傷つけない微笑みを浮かべてくれて、


絶対、僕は貴女が、好きになる。


貴女の好感度は、もはや女神か?


好きにならない人がいる訳ない。


でも、もし、貴女が、

それで少しでも辛い思いをしているなら、

僕は貴女にすがることを、やめる。

僕は貴女を、守るものに、なりたい。


そのことを、僕だけの、

この世界に生きて行く、目標にし、

誇りにし、汚れなき夢とし、

手前勝手だが、貴女を守るものとして

存在し続けて行くことを誓う。


きっと、誓うよ。



でも、

でも、だよ?

ここまで好きにさせる女神って、

もう、破滅へ誘う美しすぎる女神みたいな

ものだよね?

僕だけは、大丈夫だけど、(ウン?)

ちょっと、こわいよねぇ?








お読みくださり、誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。

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